【2020年最新版】千葉県公立高校の入試日程・出題範囲・過去問の対策ポイントを紹介!

この記事では、

・千葉県公立高校の入試の内容
・千葉県公立高校入試の日程・流れ
・高校受験に向けた対策
・2021年度から変わる入試内容

などをご紹介いたします。

 
 

千葉県公立高校の入試の仕組み

千葉県公立高校の入試内容

千葉県公立高校の入試内容は
学力試験と各高校が定める検査
の2つがあります。

 

1、学力検査の内容

千葉県内すべての高校で共通の問題を受験し
英語、数学・国語・理科・社会の
5教科の試験
を受けます。

試験時間は、英語が60分間、
数学・国語・理科・社会が各50分です。

千葉県公立高校の入試では他の県と違い、
英語の他に
国語でも音声によるリスニング問題が行われる
ことが1つの大きな特徴です。

 

2、各高校が定める検査

それぞれの高校で下記から1つ以上の検査を実施します。


・面接
・集団討論
・自己表現
・作文
・小論文
・適性検査
・学校独自の問題による検査及びその他の検査


のうちから1つ以上を実施します

 

ほとんどの公立高校で
面接が実施されています。

 
詳しい試験内容にいつては、各高校の公式サイトをご確認ください。

 
 

千葉県公立高校の入試内容と合格の基準

 

合否に関わる資料について

公立高校の合否に関わる資料は、

・学力検査
・各校が実施した検査の得点
・調査書

の3つです。

特に調査書は中学校3年間の成績を
対象としていますので、
定期テストの対策も高校受験には影響します。

 

例えば、幕張総合高校の場合

・学力検査500点満点
・調査書145点満点
・面接20点満点
・自己表現30点満点

上記4項目それぞれの合計で合否を決めます。

自己表現は、各学校で異なりますが、
口頭での自己アピールや
特定の部活動の実技などを実施します。

(※参考:幕張総合高校

 

また、調査書は各学年で
9教科×5の45点満点で計算し、
合計点を出します

 

例えば、Aさんの各年次の評定合計が
「1年次34点、2年次36点、3年次40点」
だったとすると
34+36+40=110点
になります。

さらに、調査書は
千葉県教育委員会などが行う顕彰等の受賞、
スポーツ等の活動実績について
10点を上限として加点される仕組みになっています。

 

調査書点(内申点)の計算方法や、
詳しい内容についてはこちらの記事
解説しています。

 

合否を判定する方法

3つの合否判定資料を使って、
どのように合格者を決めるかは
各高校によってやり方が異なります。

主に下記の2つの選抜方法があります。
(詳しくは各高校のホームページ等で確認をお願いします)

☆総得点によって合格者を決定する方法

学力検査+調査書点
 +各高校の検査(面接)

単純に全ての点数の足し算で
点数が高い順に合格していきます。
 
 

☆配点を変えて2段階で合格者を決定する方法

1段階目は募集人数80%を
総得点の上位から順に合格します。

2段階目は、学力検査と調査書の
点数比重の割合を変え、
残りの20%を選抜合格者とします。

例えば、幕張総合高校の場合、
受験者数が募集人員を超えているときは、

1段階目は、

 「学力検査500点」
+「調査書の特典145点」
+「学校ごとに設定する検査の得点50点」
=695点

総得点の順位を出し、上位80%を合格とします。
 

2段階目は、
1段階目で合格が決まらなかった生徒から

 「学力検査500点」
+「調査書の特典得点185点」
+「学校ごとに設定する検査の得点150点」
=835点

総得点の順位を出し、
募集人員までの人数を合格
とします。

(※参考:幕張総合高校

 

このように、
2段階目では、学力検査よりも、
調査書や面接の配点を高くして、
合格者を決定するという方法
です。

 

内申点の仕組みについては、こちら

 
 

千葉県内の地域ごとに受験できる高校

千葉県の公立高校は9つの学区に分かれており、
自分が住んでいる学区と、隣にある学区
の高校に志願することができます。

 

ただし、学区の例外として
千葉女子高校・幕張総合高校・木更津東高校は
県内全ての学区から受験が可能です。

また、市立高校は一部を除いて、
市内からのみ受験が可能です。

第1学区 千葉市
第2学区 市川市、浦安市、習志野市、船橋し、松戸市、八千代市
第3学区 我孫子市、柏市、鎌ヶ谷市、流山市、野田市
第4学区 印西市、栄町、佐倉市、酒々井町、白井町、富里市、成田市、八街市、四街道市
第5学区 旭市、香取市、神崎町、匝瑳市、多古市、銚子市、東庄町
第6学区 大綱白里市、九十九里町、山武市、芝山町、東金市、横芝光町
第7学区 いすみ市、一宮町、大多喜町、御宿町、勝浦市、白子町、長生村、長南町、長柄町、睦沢町、茂原市
第8学区 鴨川市、鋸南町、館山市、南房総市
第9学区 市原市、木更津市、君津市、袖ケ原市、富津市

 
 

2021年度千葉県公立高校の入試日程

公立高校入試は2021年度(2021年2月実施)
から入試日程・内容に変更があります。

 

2021年度の入試日程

前期と後期で実施されていた高校入試が
1回にまとめて実施されます。

 

2021年度入学者選抜の流れ

1、願書提出
  ※2/9〜2/12
2、志願変更
  ※2/17〜2/18

 ※入試の数日前に一度だけ
  出願する高校や学科を変更できる
3、入学者選抜(2日間)

  ※2/24と2/25に実施
  1日目:国語・数学・英語の学力検査
  2日目:理科・社会の学力検査と
      各校の定める検査
4、追検査(1日)
  ※3/3に実施、受付期間は2/26と3/1
  病気等で受けられなかった人のみ実施
 
5、合格発表
  ※3/5



※千葉県教育委員会の資料より引用

 
 

2021年度から変更される部分は?

1、前期選抜と後期選抜を
  1度にまとめて実施する。
2、学力検査を2日間で実施する。

千葉県の高校入試における学力検査は2020年度まで、前期後期の2回試験がありましたが、

2021年度から学力検査は1回のみで、
2日間に分けて実施することとなりました。

今までは1日で実施していた学力検査が
2日間に別れることで、
体力的にも余裕を持って受験することが
できるようになりました。

 

また、1回の学力検査になったことで、
私立高校の受験から1ヶ月以上期間が
開くようになり、
第一志望の公立高校に向けて集中して
取り組めるなどのメリットもあります。

 

ただ、今までのように
前期試験で志望校への合格が難しい際に、
後期試験で志望校の難易度を下げることが
できない
という点は
気をつけた方が良いかもしれません。

 

3、追検査を設ける。
4、英語の学力検査を60分で行う。
(リスニングテストを含む)

試験時間については、
英語のみ60分に変更され、
集中力なども重要になってきます。

 

5、定時制の課程の学力検査は5教科
  または3教科で実施する。
6、海外帰国生徒の特別入学者選抜の
  学力検査は3教科で実施する。

 

千葉県私立高校の入試日程についてはこちら

 
 

千葉県公立高校入試 過去の出題傾向と対策について

各教科の特徴と内容

 

英語

主な特徴としては、
長文読解が全体の小問数の
半分を占めていること

配点が8点の英作文が出題されることです。


長文読解が多く、
問題を解くスピードが大切です。

 

出る問題の形式は毎年ほぼ同じですので、
形式ごとの解き方を練習しておきましょう。

 

英作文では、
絵の中のセリフを書く英作文が毎年出題されています。
20~30語の英作文を作成できるように、日頃から練習しておきましょう。

 

数学

基礎的な問題が大問1・2で出題され、
これらは配点における半分を占めます。

また、選択式の穴埋め問題
記述式の図形証明問題が出る傾向にあります。

 

千葉県の数学高校入試では、
証明の前半は選択肢きの穴埋め問題で、
後半は証明の続きを記述するという構成

で出題される傾向にあります。

 

国語

主な特徴として、
リスニング問題があります。

例年5分程度の聞き取り問題が出題され、
音声の中の情報に対して
選択式問題や記述問題など
幅広い問題が出されます。

 
普段あまり国語のリスニング問題を
解く機会がない方は、
事前に過去問等を活用し慣れておくことをおすすめします。

国語のリスニング問題がついた過去問集

 

理科

電池とイオンや中和に関する問題、
地震や火山に関する問題が
出題される傾向
にあります。

 

特に、電池になる条件と仕組み・中和の仕組み
は頻繁に出題
されています。

 

また
地震の初期微動継続時間や
地震の波の速さ、
震源からの距離雨を求める問題も
比較的出題される傾向にあります。

 

社会

主な特徴としては、
表やグラフなど複雑な資料から読み解く問題
近現代の歴史を問う問題
が多い
ことです。

 

複雑な資料を読み取る問題では、
資料を読み取るスピードが重要になります。

 

また、近現代は暗記量が多く、
時代の流れを整理しながら
暗記を進めることをおすすめします。

 
 

学力試験への対策

1、V摸擬を受ける

学力検査の前には、
V摸擬を受けることをおすすめします。

V模擬を受けることで、
偏差値や志望校の合格判定が分かったり、
自分の苦手分野を知ることができたり

志望校を決めるための重要な基準になります。

また、本番の試験のような雰囲気に
慣れるためにもおすすめです。

 

V模擬は進学研究会が主宰する
60年以上も歴史のある模試で、
千葉県で最も多くの受験生が受講しています。

継続して複数回模試を受けることで、成績・偏差値の変化をグラフで表示してくれます。

 

自分の成績を把握するために
学力検査本番までに3回以上受ける
と良いでしょう。

V模擬公式サイト

 

2、過去問を解く

過去問を複数年分解くことで、
出題の傾向を掴むことができる
メリットがあります。

3年〜5年分の過去問を解くことで、
出題傾向をまんべんなく掴むことができます。

 

また、本番と同じように時間を計って
取り組み、振り返ることで
その年の合格者平均点などを参考に
志望校との距離を測ることもできます。

 

過去問は、中学生で学んだ学習内容全体から
出題されるため、
英語や国語などは中学3年生の秋頃から、
数学などは単元学習が終了する12月頃から
取り組むと良いでしょう。

 

※リスニングの音声データ付きの過去問の例
 →こちら

 
 

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