必要条件と十分条件違いとは?ベン図で説明!|数学勉強法
参考記事
必要条件・十分条件に関してはWithdom上でも既に幾つか投稿がありますね。
検索すれば簡単にヒットしますので,諸々の説明は,これらの記事に委ねます。
- 必要条件十分条件を機械的に最速で求める方法
- 必要条件・十分条件って何なのか一発でわかる裏技!
- 関数場合分け必要条件十分条件集合総チェック。2016年センター数1解説!
- 必要条件と十分条件の見分け方を簡単に紹介します。
- 必要条件・十分条件
以上,2016年1月末時点でのViews値を元にランキング形式でリストアップしました。
以下は,各々リンク先の内容に対する筆者独自のコメントです。
- アクセス数断トツ1位,初学者はコレ覚えとくと確かに速いです。問題はキチンと「p⇒qは真」だと見極められるか否かですね。
- 用語の意味合いをどう捉えると良いかの解説です。特に数学が嫌いな方は参考すると良いでしょう。
- 実にタイムリーな話題です。センター試験に関わった皆様,大変お疲れ様でした。引き続き励みましょう。
- とっても簡単に書かれています。1つの例題として見ておくと良いかも知れません。
- こちらも数学が苦手な方向けの用語解説です。日本語の説明で,イメージ捉えるには最適ですね。
ベン図の利用
さて,当記事では,敢えてベン図を利用した必要条件・十分条件の捉え方を紹介します。
「PならばQ」が真である
と言うのを,二つの集合P,Qが,どのように絡んでいる状態なのかを視覚的に捉えるのが狙い。
「P⇒Q」⇔「任意のPの要素がQに含まれている」⇔「P⊂Q」
難しく表現すると上記のようになるが,拒絶反応を示す人も少なくないと思うので,
取り急ぎ,ここは軽くスルーしておいて下さい。
あ,「ベン図って何?」と思われた方は,以下の図を参照して下さい。
とりあえず集合を図示したもの,ぐらいに思っておけば,今は十分です。
P⇒Q|P⊂Q|PはQの十分条件
集合Qに含まれようと思ったら,集合Pに含まれておけば十分,と言うイメージから
「PはQである為の十分条件」と理解するのがオススメです。
Q⇒P|Q⊂P|PはQの必要条件
集合Qに含まれる為には,集合Pに含まれている事が必要,と言うイメージから
「PはQである為の必要条件」と理解するのがオススメです。
P⇔Q|P=Q|PはQの必要十分条件
これは一番理解し易い状況でしょうかね。
PはQの必要条件でも十分条件でもない
集合の絡み方として,上記3つに当てはまらない場合がコレです。
例題
次の「___」の部分に,必要条件,十分条件,必要十分条件のうち,最も適当なものをあてはめよ。
参照元「ニューアクションω 数学Ⅰ+A」
(1)であることは,であるための「___」である。
(2)であることは,であるための「___」である。
解答例
(1)を満たすの集合を,を満たすの集合をとすると,
ゆえに答えは「必要条件」。
(2)
なので座標平面に領域を図示するとイメージし易い。(下図参照)
の満たす領域を,の満たす領域をとすると,
ゆえに答えは「十分条件」。
臨機応変に・・・
この考え方が便利な場合もあれば,そうでない場合もあります。
問題数こなしながら是非とも自分なりのコツを習得して下さい。