親が子どもに絶対言ってはいけない言葉

こんにちは、キミノスクールの小島です。

 

前回の記事は読んでもらえましたか?

まだ読んでない人はこちらから読んでくださいね。

 

前回の記事:「成績が良い子と悪い子の違い」

 

さて、今回は「親が子どもに絶対言ってはいけない言葉」というテーマでお話しします。

 

塾で保護者様と三者面談している時に、

「その言葉がお子様に悪影響を与えてますよ・・・」

と思うような言葉をご紹介するので、

 

ご自身にも当てはまっているところがないか、

ドキドキしながら読んでもらえればと思います笑

 

これだけは絶対言っちゃダメ!

早速発表してしまいますが、

一番残酷だな、と思う言葉は

 

「うちの子、バカなんで…」

 

です。

 

塾に入っていただく時などに

「うちの子、バカですがよろしくお願いします。」

みたいに冗談混じりで言っている方がすごく多いんですが、

 

この言葉、お子様の人生を壊してます。

 

保護者様にとっては何気ない一言かもしれないのですが、

この言葉を普段から聞いているお子様は、

「どうせ自分はバカだから」と考えるようになります。

 

「どうせ自分はバカ」と思い込んでいるお子様が

どうなるかわかりますか?

 

全く勉強しなくなり、本当に「バカ」になります。

(こんな言葉使いたくないですが・・・。)

 

だって、考えてみてください。

 

テストの点数が悪い時、

「自分はバカだ」って思ってる子が

わざわざ勉強しますか?

 

「バカだからこの点数で仕方ないんだ」

と考えて、最初から努力なんてしませんよね?

 

「どうせ良い結果にならない」と思ってるのに

わざわざ一生懸命勉強する子なんていませんよ。

 

その結果、さらにテストの点数が悪くなり、

「やっぱり僕はバカなんだー」

と「思い込み」をもっと強くします。

 

最初は冗談で「うちの子はバカ」と

言っていたのが、いつの間にか真実になり、

その子の一生を左右してしまうんです。

 

だから、今後一生

「自分の子どもはバカである」

といった内容の発言はしないでください。

 

これは「子どもの前では言わない」とかではなく、

誰の前でも口にしないでください。

 

なぜなら「この子はバカだ」と思いながら子どもに接していたら、

口にしなかったとしても子どもには伝わってしまうからです。

 

ちなみに「うちの子はバカ」ほど過激じゃなくても

「うちの子は全然勉強できなくて・・・」とか

「うちの子は集中力がなくて・・・」

みたいなネガティブな発言はすべて厳禁ですよ。

 

常に「この子はまだ結果が出ていないだけで、もともと能力がある子なんだ」という期待を持って接してあげてください。

(実際、すべての子に潜在能力があり、違うのは「マインドセット」だけです。この話はまた今度しますね)

 

「自分はバカだ」と思っている子への対応

じゃあすでに「自分はバカだ」と

思い込んでしまっている子にはどう接すればいいのでしょうか?

 

それは「小さな成功体験を積ませてあげる」です。

 

もっとわかりやすく言うと、

「できた部分を見つけてあげて、褒めてあげる」です。

 

例えば、

テストで100点満点中40点だったとしましょう。

 

「おいおい、半分以下の点数じゃないの・・・」

という感情は一旦抑えて、「できている部分」を見てあげましょう。

 

「大問1は全部あってるじゃん!」

「基礎的な問題はちゃんとできてるんだね!」

など、できている部分をきちんと褒めてあげる。

 

そして、「できていない部分」に関しては

「どうすれば次はできるようになるかな?」です。

 

このように「前向きな質問」をしてあげましょう。

 

ちなみに「どうすれば次はできる?」と聞いて

スパッと答えられる子はほとんどいません。

 

そんな時は、

「今回は何が原因で間違えちゃったのかな?」などと聞きます。

 

※細かくは説明しませんが、

この質問のポイントは「今回は」と「原因」です。

 

これがあるだけで

「今回うまくいかなかっただけで、次回の結果はわからない」

「原因をつぶせばちゃんと良い点がとれる」といったメッセージを伝えられます。

 

少し脱線しましたが、

「今回は何が原因で間違えちゃったのかな?」と聞くと、

 

「計算ミスをしちゃって・・・」

「時間が足りなくて・・・」

 

などとお子様は答えてくれます。

 

それをさらに、

「そうなんだ!どうすれば計算ミスがなくなりそうかな?」

などと聞いていきます。

 

こうやってちょっとずつ質問していくと、

お子様が自分自身で解決策にたどり着きます。

(自分で解決するのが難しい場合は、保護者様が「こうやってみよう!」と提案してもいいですね。)

 

そして、

次のテストで実際に計算ミスがなくなったら

「この前言ってたやり方をしたら計算ミスがなくなったね!すごい!」などと

めちゃくちゃ褒めてあげる。

 

このように、

 

1、できなかったことをできるようにする

2、それを見つけて褒めてあげる

 

これを繰り返すことで、

「自分はやればできるんだ!」

というポジティブな「思い込み」が生まれ、

 

これから難しい問題にぶつかった時も

「自分ならできる!」と前向きに挑戦することができるようになります。

早速試してみてくださいね。

 

少し長くなってしまいましたが、

今回伝えたいことは

 

親から子どもへの言葉は

「呪い」にも「魔法」にもなり得る。

 

ということです。

 

「うちの子はバカなんで…」とか

「なんでこんな簡単な問題も解けないの!」

「うちの子どもはできない」というメッセージを伝えるのか、

 

「どうすればできるようになりそう?」

「すごい!努力したらできるようになったね!」

「あなたはやればできる」というメッセージを伝えるのか。

 

ちょっとした「言葉の違い」で、

お子様の人生を大きく左右するということを常に意識してください。

 

キミノスクールでも、

どんなお子様でも「やればできる」と信じ、

全スタッフがポジティブな声かけをするように心掛けています。

 

お子様が「自分自身のことをどう思っているのか」というのを

「マインドセット」と呼ぶのですが、それはまた今度お話ししますね。

 

今回のお話しが役に立ったら、

「読みました!」でも良いのでLINEでご感想くださいね。

 

前回の記事にLINEで感想を送ってくださった方は、ありがとうございました。

たった一言でも励みになります。

 

ではまた次の記事でお会いしましょう。

 


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