熟語ってたくさんあって覚えるのが大変ですよね。
私が受験生のときに通っていた予備校では
ひたすら暗記させて、覚えた量に応じてチョコをプレゼントしてくれていました。
その結果、体重は増えていくのに
覚えたはずの熟語は忘れていく一方で
ボキャブラリーは増えませんでした…。
早速本題に入りますが、
冒頭で述べたように熟語はとても多いです。
ここでは効率的な覚え方をお教えするので
ぜひ、この方法を使って
ボキャブラリーを増やしていってくださいね。
例として「put」を挙げます。
「put」の熟語は主に以下の通りです。
put aside　たくわえる
put away　片づける
put down　書く
put off　延期する
put on　身につける
【put aside　蓄える】について
aside には「傍らに」という意味があります。
「自分のそばに」ということです。
「自分のそばに置いておく」＝「蓄える」ということです。
【put away　片づける】について
away には「離れる」という意味があります。
「離れたところに置いておく」＝「片づける」ということです。
ちなみに throw awayという有名な熟語があります。
through は「投げる」という意味です。
どういう意味か想像つきましたか？
throw away とは「捨てる」という意味なのです。
【put down　書く】について
down には「下向きへ」という意味があります。
「下へ置く」＝「自分の手元へ書き取る」ということです。
板書をとるとき、自分の手元のノートへ書き取っていますよね。
【put off　延期する】
off には「離れて」という意味があります。
「離れたところに置く」＝「延期する」ということです。
ここで、away と off の違いについて少しお話します。
away は「徐々に離れる」という意味があります。
put away で「片づける」という意味だと言いましたが、
「せーの！」で綺麗に片づけることできますか？
魔法でも使わない限り不可能ですよね。
「たとえば机をサッと拭くだけだったらいいのでは？」と思われた方、
「拭く」という動作も含めるのです。時間的な問題ではありません。
一方 off ですが「一気に離れる」という意味があります。
put off で「延期する」という意味だと言いましたが、
誰かが「このサッカーの試合は延期にしよう」と発言しただけで
「サッカーの試合」が別の時間へ「一気に移動」するのです。
【put on　身につける】
on には「接触」という意味があります。
要するに「くっつく」のです。
「自分に接触する」＝「自分にくっつく」＝「身に着ける」です。
これは、肌に密着していなくてもよいのです。
「自分」という存在に「くっつく」ことを表しています。
以上、put について説明しましたが
どのように勉強していったらよいか分かりましたか？
ポイントは「前置詞の本来の意味を勉強する」ことです。
前置詞と熟語は切っても切れない縁です。
前置詞を完璧にすれば、初めて出会う熟語でもイメージを掴むことができて
暗記をがんばる必要がなくなります。
テストで長文を読むときにも役に立つでしょう。