someとanyの使い分け!疑問文で変わる!|英語勉強法
someとanyは意味的によく似ていて「いくらか、いくつか」の意味のほか、「だれか、なにか」などの意味も表します。みんなも知っていると思うけど、一般的にsome⇒肯定文、any⇒否定文・疑問文と言われています。が、実際にはsomeとanyはこの原則があてはまらない場合が数多くあることも確かです。ここでは、そんな不規則なことにも触れながら話していくね。
(1) 肯定文におけるsomeとany
肯定文では一般にsomeが多く用いられますが、譲歩の意味を含むときにはanyも用いられる。
簡単に言うと、「~でも」って譲歩の意味合いがあれば肯定文+any
- some : 「いくらか」、「何〔だれ、いつ、どこ〕か」
We showed her some of our samples. (私たちは見本のいくつかを彼女に示した)
See you again some day. (いつかまたお会いしましょう)
He lives somewhere in Tokyo. (彼は東京のどこかに住んでいる)
- any : 「いくらでも」、「何〔だれ、いつ、どこ〕でも」
There are any number of books.(本ならいくらでもある)
You may come (at) any time you like.(いつでも好きな時に来てよろしい)
(2) 否定文におけるsomeとany
一般に否定文ではanyがよく用いられますが、someを用いる場合もあります。
簡単に言うと、少しでもある場合には否定文+some、全くない場合には否定文+any
- some : 「あるものは~でない、~でないものもある」(部分否定)
Some students do not study seriously.(真面目に勉強しない生徒もいる)
- any : 「何〔だれ、いつ、どこ〕も~ない」(完全否定)
I don’t know any of these people. (私はこの人たちのだれも知らない)
We cannot get such a good medicine anywhere.(こんな良薬はどこからも得られない)
(3) 疑問文におけるsomeとany
疑問文では一般にanyが用いられます。
ただし、絶対にその答えが返ってくると分かるとき、勧めたり依頼したときは疑問文+some
- some : 肯定の答を予期したり、人にものをすすめたり依頼したりするとき
Aren’t there some snacks in your pocket?(あなたのポケットにはお菓子が入っているでしょう)
Will you have some cake?(=Please have some cake.)(ケーキはいかがですか)
- any : 「いくつか、いくらか、何か、どんな」などの意味で、明白にyesまたはnoの答えを求める場合に用いられます。
Are there any vice presidents in your company?(あなたの会社には、副社長が何人かいますか)
Is there any water in the drink bottle?(水筒には水が入っていますか)
Do you have any time available?(=is there any time convenient for you?)(ご都合のよい時間がありますか)
意味合いに注意しながら、少しずつ覚えていきましょう!