【弱くてもOK】浪人生活のメンタルケア8つの方法!きつい時期を乗り越えればひと回り強くなる
「浪人しているけど辛いことが多い」
「自分だけうまくいっていないのではないか」
「失敗したらどうしよう…」
浪人生活を過ごしていると、たくさんのストレスに囲まれ、メンタルを崩してしまうことがあります。そんな時、自分は弱い人間だと責めてしまうことも少なくありません。
でも、間違えてはいけないのは、決してあなたのメンタルが弱いから精神的に不安定になっている訳ではないということ。浪人生活はメンタルを崩しやすい時期であり、多かれ少なかれほとんどの人がメンタル課題にぶつかっています。
誰しもが、メンタルを崩しやすい時期であることを認識した上で、対処法を身につけていくことが重要です。
本記事では、以下のように原因や対処法、乗り越えた先にある未来について解説しています。
- 浪人生活でメンタルを崩す4つの原因
- 浪人生活がきついときのメンタルケア8選
- 浪人生活を乗り越えればメンタルが強くなる!4つの効果を実感しよう
今少しでも辛いと感じている浪人生や、これからの浪人生活に不安を感じている方はぜひ最後まで読んでみてください。
浪人生活でメンタルを崩す4つの原因
浪人生活はさまざまなストレスによって精神的にしんどくなることがあります。
特に以下の4つは、メンタル不調の要因として最も多く挙げられます。
- 周囲と比較してしまう
- 思ったように成績が伸びない
- 未来への不安
- 孤独さに押し潰されてしまう
要因を正しく知ることで、解決策も見えてきます。少しでも辛いなと感じている人は、自分がどのストレスを感じているかチェックしてみてください。
1.周囲と比較してしまう
辛いと思う瞬間で最も多いのが、周囲と比較してしまう時です。周囲との比較は大きく分けて「周囲の浪人生との比較」と「現役合格している同級生との比較」の2点があります。
- 周囲の浪人生との比較:順調に進んでいる人をみて、自分のペースで本当に大丈夫なのか、取り残されていないかと不安や焦りを感じること
- 現役合格している同級生との比較:高校時代の友人がサークル活動やバイト、恋愛や旅行など楽しそうに過ごしているのをみて、周囲とのギャップを感じてしまうこと
どちらのケースでも、焦りや不安を感じることで、結果としてメンタルを崩してしまいます。
2.思ったように成績が伸びない
浪人初期は、成績は比較的伸びやすい時期ですが、時間が経つにつれて成績の伸びは鈍化していきます。すると、無力感を感じたり、焦りを感じたりし、空回りしやすくなります。
また、毎日勉強していても模試やテストの結果が望んでいる成果や判定ではない時もあります。そのような要因が積み重なっていくと、自信をなくしていき、最終的には精神的に苦しくなってしまいます。
3.未来への不安
浪人しても合格は確約されていませんし、試験当日を迎えるまで結果は誰にもわかりません。そのため、模試で良い判定が出ていたとしても未来への不安はずっと消えることはなく、うまくいかない時には未来の悪いイメージを想像してしまいやすいです。
「今の自分のやり方で本当にいいのだろうか」「このまま行ったら合格できるのだろうか」というストレスが適度であればモチベーションとなりますが、不安が募ってしまうと逆にメンタルを崩してしまいます。
4.孤独さに押し潰されてしまう
浪人生活は孤独です。予備校や塾に通うことで共に頑張る味方を見つけられますし、家族や友人が応援してくれる場合もあります。
しかし、勉強や模試などに向き合う時は一人であり、孤独感を感じやすい瞬間でもあります。自分と向き合う時間は、未来の不安や現状に対する焦りなどネガティブイメージを増長させやすいため、孤独の時間が長いと押し潰されてしまいます。
浪人生活がきついときのメンタルケア8選
浪人生活を過ごしていると、精神的に辛いタイミングはやってきます。そんな時を乗り越える、8つのメンタルケアを紹介します。
- 進捗を可視化する
- 定期的な息抜き
- 生活リズムを整える
- 不安を吐き出せる相手を見つける
- 毎日振り返りを実施する
- 模試などで一喜一憂しないよう意識する
- 塾や予備校に行く
- ちょっとでも違和感を感じたら早めに病院に行く
自身の状態やストレスの原因に合わせて、まずは試しやすいメンタルケアから実施してみましょう。また、メンタルケアをしても気分が晴れない場合は、できる限り早く病院の受診を検討してみてください。
1.進捗を可視化する
ストレスを感じる要因の一つが、日々の成長がわかりにくく、成長実感を得にくい点にあります。
そこで、毎日の学習を可視化してあげることで、日々の積み重ねを実感できます。進捗の基準は教科別の学習時間や毎日の勉強時間の積み重ねなど、細かすぎず継続しやすい記録方法を探してみてください。
どんな些細なことでも、毎日の学習は必ず血肉となって自身に返ってきます。苦しい時には自分を褒める客観的根拠路して見直すことで、自分を認めて素直に褒めることにも繋がります。
現在では、勉強の記録をつけるアプリなどもあるため活用してみてください。
2.定期的な息抜き
体や頭を常に緊張状態におくと集中力はどんどん低下するため、定期的に息抜きをしましょう。おすすめの休息方法は「毎日のプチ休息」と「月1の1日休息」の2つを用意することです。
毎日のプチ休息では、勉強時間に応じて毎日の自由時間を決めたり、好きなものを食べたりなど小さなご褒美を用意することです。1日のゴールに向けて走り切るモチベーションを作ります。
それでも疲れは溜まっていきます。そこで、月に1日は思い切ってオフの日も作りましょう。
1日オフの日は勉強を禁止にし、プチ旅行や行きたかった場所、やりたかったことなどとにかく自由に楽しみましょう。また、1日の思い出を記録に残すことで、また1ヶ月頑張る活力にも繋がります。
あくまで一例なので、自分なりの休息方法を探してみてください!
3.生活リズムを整える
机の乱れは心の乱れ、といった言葉もありますが、生活リズムの乱れも身体面の調子を崩し、心の乱れに繋がります。メンタル的に参っているなと感じる時は、生活リズムを整え、体の調子を最初に取り戻しましょう。
生活リズムが整うと、自律神経も整い、心も整っていきます。
まずは寝る時間と起きる時間を決めることから始め、段々と1日の流れをルーティーン化していきましょう。すると、その時間になると頭と体のスイッチが自然と入るように変化していきます。
4.不安を吐き出せる相手を見つける
不安やストレスは完全には取り除けません。しかし、誰かに聞いてもらうだけで心は軽くなります。この人になら今の気持ちを全部吐き出せる、という人を見つけるだけで安心感を得れます。
家族や友人など身近に話せる相手がいない場合には、カウンセラーなど傾聴のプロを頼ってみるのも一つの手です。現在はネットが普及して、さまざまなつながりを作れるので、身近にいなくても諦めないでください。
5.毎日振り返りを実施する
勉強記録とは別に、毎日の自分の行動を振り返ることも大切です。人はどうしても、うまくいかなかったことや失敗したことに目が行きがちです。
しかし、日々の生活の中では必ず良かった点や成長した点など褒めたくなるようなポイントが存在します。そこで、
- 今日の自分の良かったこと
- 褒めポイントを10個書く
- 昨日と今日の違いを見つける
などポジティブな指標を決めて、毎日振り返ることで気持ちを前向きに保ち続けられます。スマホのちょっとしたメモなど時間はかけなくてもいいので、続けることを目標に書き出してみてください。
最初は少し恥ずかしいですが、慣れてくると自己肯定感が大きく上がっていきます。
6.模試などで一喜一憂しないよう意識する
模試の結果に振り回されすぎないことも重要です。頭ではわかっているけど、どうしても判定に目がいってしまうよ、という気持ちはとってもよく分かります。
しかし、模試の結果は数ヶ月前の自分の立ち位置を表しているに過ぎません。また、本番ではないため、むしろたくさん失敗した方が将来の失敗確率を下げることにも繋がります。
これらを念頭に置き、模試の結果は客観的に、1つの学習進捗の指標としてチェックするようにしましょう。
7.塾や予備校に行く
塾や予備校に通うことで、以下のような効果が得られます。
- 学習進捗の可視化
- 進路のアドバイス
- 正しい学習方法で進めている自信
- 辛い時の助け
塾や予備校はたくさんあり、どう選べばいいかわからない人も少なくありません。また、金銭面や時間面のマイナスポイントに目がいきやすいです。
そこで、費用を抑えつつ、移動の時間もかけないためには、近年注目を集めているオンライン塾がおすすめです。オンライン塾では、自宅から授業を受けられることで、生徒側も講師側も移動時間や費用を抑えることができ、結果として受講費用を抑えられます。
キミノスクールでは、難関大講師がマンツーマンで1人1人に合わせた授業を展開しているため、最短での成績アップや学習法・進路相談などにぴったりです。
今なら無料のカウンセリングもやっているため、まずは相談に来てください。
8.ちょっとでも違和感を感じたら早めに病院に行く
本記事やたくさんの書籍でメンタルケアは紹介されています。しかし、どれを試しても気分が晴れない、身体に違和感があるなどちょっとでも変だなと感じる場合には、少しでも早く適切な医療機関に相談してください。
受験は長期戦です。長く、遠くまで走り続けるためには、時に休息も大切です。体を壊してしまえば、今年の受験を諦めるしかない可能性も出てきます。
「まだ大丈夫」と自分を誤魔化さず、少しの違和感を放置しないで早めに医療機関へ相談してください。
浪人生活を乗り越えればメンタルが強くなる!4つの効果を実感しよう
浪人生活は決して楽しいことばかりではありません。しかし、1年間の浪人生活を乗り越えることで、4つのメンタルの強さを得られます。
- 周囲を気にせず自分の軸ができる
- 整った生活習慣が身につく
- 切羽詰まってもうまく息抜きできる
- 多様性を受け入れられる
苦しい時はメンタルケアと同時に、ひと回り成長した未来の自分の姿を想像することで、壁を乗り越えていきましょう。
1.周囲を気にせず自分の軸ができる
浪人生活は誘惑に耐え、自身の夢に向かって努力し続ける1年間です。そのため、やりたいことや自分にとって大切なことなどを考える機会も多く、自分の考え方は大きく変わります。
また、周囲と比較されやすい浪人生活を乗り越えることで、周りに流されにくくなります。結果として、周囲に流されることのない自分だけの軸が形成されます。
2.整った生活習慣が身につく
予備校や塾に通うとある程度時間割はあるものの、生活リズムや習慣は自分で整える必要があります。1年間の長期戦では、悪い習慣を断ち切り、合格に向けた良い習慣を身につける必要性があるため、自然と整った生活習慣へと変化していきます。
生活習慣は一生ものであるため、大学生活やその先の社会人生活にも良い影響を及ぼします。
3.切羽詰まってもうまく息抜きできる
大変なことや苦しいことも少なくない浪人生活をうまく乗り切ることで、程よく力を抜くことを覚えたり、自身のストレスを解消する術を手に入れたりと、どんな状況でもうまく立ち回るスキルが身に付きます。
今後の生活の中でも、浪人生活のような苦しい場面に遭遇に遭遇することはたくさんあります。そんな時にも、得たスキルを活かして上手に息抜きししながら、困難に立ち向かえます。
4.多様性を受け入れられる
浪人すると、以下のようなさまざまな人と接します。
- 高認試験に合格し、大学受験のために予備校にいる人
- 一度大学や社会に出たものの再度勉強している人
- 夢のために何年間も努力を続けている人
現役合格した時には出会うことのできない、色々な個性を持った方と出会う機会を通じて、多様な価値観を受け入れられるようになります。
これから先、社会の多様性が叫ばれている中では、個を認めることができる価値観は非常に重要です。
ぜひこの記事を参考に、勉強を進めるとともにご自身のメンタルケアにも取り組んでみてくださいね!