全学部入試は受けた方が良いの?受けるとどんなメリットがある?
全学部入試とはどういう入試形態?
今の大学入試は有名大学も含めて、全学部入試を行っているものが多いです。全学部入試というのは、そもそもどういったものなのでしょうか?全学部入試というのは、一般入試とセンター利用を合体させたような入試形態になります。センター利用は受けないといけない試験は1個だけで、1度にいくつもの大学、学部に願書を出すことができます。その部分は全学部入試と共通しており、全学部入試も1つの試験で、同じ大学内のいくつもの学部に願書を出して受けることができますから、1つの試験を受けるだけでも2つ、3つ、4つといった数の合格を手にすることもできます。ただ、受ける試験はセンター試験ではなく、大学が独自に作った問題なので、そこは一般入試と共通している部分になります。受ける試験は一般入試に近いですが、出願の仕方はセンター利用に近いという入試形態になるのです。
全学部入試は受けた方が良いの?
全学部入試は、一般入試とは違う日程で行われることが多く、全学部入試を一般入試を併願していくことも可能なため、チャンスが2倍になるということを考えると、ある大学のある学部が一般入試も全学部入試もやっている場合には、両方受けた方が、確率は上がるかもしれません。大学によっては問題の難易度や課している科目がそれぞれで異なっていることもあるため、一般入試よりも全学部入試の方が受かりやすいということもあります。しかし、一般的には全学部入試は募集されている人数が結構少ないですし、日程関係なく1人でいくつもの学部に出願できることから、入試倍率は高い傾向にあり、それだけ受かりづらいということは言えるかと思われます。したがって、受けても構いませんが、確率はそんなに高くないということを知っておきましょう。
全学部入試を絶対に受けた方が良いケースとは?
すでに述べたように、全学部入試と一般入試では、課目や問題の難易度が変わることもありますから、2科目で受けられる場合などもあり、自分が1番苦手としている科目を受けないで良い場合もありますから、そうなればこれは憂かる確率が一気に高くなるでしょう。苦手科目が足を引っ張っている場合には、それを受けなくて良いとなれば、得意科目のみで勝負できますから。だから、個別の大学の全学部入試の詳細を見て、自分にとって有利な大学、学部はないか?というのを洗いざらい調べてみる必要があります。そのうえで明らかに一般入試よりも全学部入試の方が確率が高そうだと思えば、そういった場合には積極的に受けた方が良いでしょう。個別で事情が異なる場合もあるので、必ずしも全学部入試の方が受かりづらいというわけではないのです。