日本史は暗記しないで高得点!?暗記せずに日本史の偏差値をあげる方法
①何においてもまず準備が必要です
当たり前かもしれませんが、受験勉強には教材が必要です。オススメする教材を記載いたします。
・センター試験過去問研究 日本史B (2016年版センター赤本シリーズ)
・角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全15巻定番セット
・詳説日本史B
②あなたの「敵」を知りましょう。
早速ですが、あなたは自分の「敵」をどこまで理解していますか?「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という諺があるくらい敵を知ることはとても重要です。
なぜなら、敵次第ではあなたの戦い方が変わるからです。
まずはあなたの志望校(敵)の問題の特徴を確認しましょう。
・マークシート形式なのか、記述形式なのか?
・上記の得点配分は?
・志望校の問題の特徴を押さえます。これが一番重要です。
※穴埋めなのか、一問一答なのか、史料から読み解くのかなどです。
【注意】
出題傾向については参考までに!
「○○大学は○○時代の問題をよく出題する」など過去問から推測されていますが、参考程度にしておきましょう。
基本的には「全てが範囲内」と考えます。
③歴史はTVドラマ。全体を把握することが「成功」の近道です。
よくやりがちな原始時代から順番に勉強することはやめましょう。その理由をいくつかご紹介します。
・受験本番までに理解の偏りを防ぐため。
受験本番が近づくにつれて、近現代史が疎かになりがちです。大学試験範囲は「全て」です。万遍なく勉強することが大事です。
・一つの時代で簡潔することがなく、全体を通してみることで理解が深まる=記憶に残る。
「人」で例えてみましょう。ある人の28歳の過ごし方のみを知っているだけで、その人を理解したことになるでしょうか。
過去の様々な事柄が今のその人を作っています。歴史も同じです。
では、具体的にどうやって全体像を把握するかです。
とある受験映画や漫画でもご紹介がありましたが、オススメは「漫画」です。
楽しく取り組める、歴史上の人物をイメージと一緒に覚えることで覚えやすくなります。
ある程度、流れをつかめるまで繰り返し読んでみましょう。
ここの作業は時間をかけても良いと思います。。全体を把握しておくと、関連するキーワードや記憶したイメージを結びつけ、答を導き出すことができます。
興味を持ったことに関しては、詳説日本史Bで詳細を調べて、理解を深めるとさらに効果的です。
④ただ読むのではなく、「ある人」を意識して読んでみよう
全体の流れを把握し、頻出ワードや人物などは頭に入ったとします。
ここからがライバルと差をつける勉強方法です。
それは「ある人」をどれだけ意識できるかです。
「ある人」とは誰でしょうか?
それは「出題者」です。
あなたの志望校は受験生であるあなたにどのように知識を確かめてくるのでしょうか。
「作り手」側に立って、勉強を進めていくことが大事です。赤本でつかんだ出題傾向や問題の出し方を踏まえて、自分の頭の中で志望校の問題を作ってみましょう。
例えば…
自分の志望校はある事件や戦争の重要人物に絡めて、その前後で起きた事件などを答にする傾向がある。
じゃあ、「戦国時代」に突入するきっかけとなった「応仁の乱」を長期化させるきっかけを作ったのは誰なのか?
詳説日本史Bで調べて、把握しておこう。ついでにその前後の事件も把握しておこう。
このように志望校の問題の特徴を捉え、自分が出題者だったら、どのように聞くかと意識します。
知識量が増えるだけでなく、本番試験に強い自分になれます。
⑤最後のおまけ とっておきの復習方法をお伝えします。
「紙に何度も書く」、「声に出して暗唱する」
かつて良いとされてきた覚え方は近年の脳科学の研究で効率が悪いという説があるそうです。
そこで脳への定着にオススメの復習方法これです。
1.何かを覚えたら、30秒ほどボーッと関係のないことを考える
2.覚えたものを急に思い出そうとする
これだけで良いそうです。ボーッとすることで、脳は先ほど覚えた事柄を重要でないと判断します。そこで急に思い出す作業を行うと、脳は「本当は重要だった」と判断し、すぐに呼び起こせるように定着させるそうです。
逆に反復の覚え方は「繰り返し行う作業だから重要ではない」と判断し、定着が弱いそうです。