暗記が苦手な人必見!英単熟語を効率的かつ実践的に記憶できる方法
単語集・熟語集は使わない
単語集や熟語集を1ページ目から真面目にコツコツ覚えていくのもひとつの方法です。
でも5ページも覚えると嫌になってしまいませんか?
3日坊主で終わってしまった経験はありませんか?
私はそうでした。いつ出てくるのか、いつ使うことがあるのかわからないものを順番に覚えることが苦痛でしかありませんでした。
そこで単語集や熟語集で覚えることはあきらめました。
出てきたものから覚えていく
それで、どうしたかといいますと、
教科書や問題集で出てきた知らない単熟語を片っ端から覚えていきました。勉強していて出てきた知らない単熟語はその場でカードに書き写します(リングでとめられたカード集を使いました)。その日に書いたものはその日のうちに覚えるようにします。一連の流れの中で出てきたものを覚えていくので、文中のどういうところでどのように使われているか、自分なりの感覚を伴って覚えることができます。これが実はとても役に立ったのです。
単語集や熟語集にも例文は載っていますが、1文で完結していますよね。前後の関連性もなく突然出てきたものは、いざ使おうと思ってもなかなか使えないものです。しかし、「こういう文章の中でよく使われる単語」として自分なりの感覚を伴って覚えていると、使い方まで自然と身についているのです。
覚えた単語のカードは捨てていく
教科書や問題集に出てきた単熟語を書いた単語カード集は、全部のカードを書き終えたら持ち歩き、移動時間などに何度も見返します。
覚えたと思ったものは、どんどん捨てていきましょう!だんだん薄くなっていくカード集が快感になりますよ。別のカード集に新たな単語が毎日増えていっているのも事実なのですが。
次のカード集を書き終えても覚えられなかったものは、そちらに付け替えて再チャレンジしましょう。
辞書をひいて調べた単語に印をつける
知らない単熟語は必ず辞書をひきます。そのとき、辞書に印をつけます。紙の辞書でしたから、単語にマーカーをひきました。電子辞書でしたら、付箋をつけたりマーカーをつけたりできますよね。
まずは、辞書のすべてのページにマーカーがひいてある状態を目指しましょう。その頃にはかなり力がついているはずです。辞書をパラパラめくって日に日にマーカーが増えてくると、うれしくなってきます。
でも、ある単語をひいたら、すでにマーカーがひいてあったということも起こります。そのときは、「また同じ単語をひいてしまった」とがっかりもしますが、逆にその単語は記憶に深く焼きつくことにもなります。
辞書をひいたら関連語を調べる
せっかく辞書をひいたのです。意味を調べて終わりではもったいないですよね。例文に目を通すことはもちろんですが、反対語や同意語、関連する動詞、名詞、形容詞、副詞などを、その単語のカードに書き加えましょう。関連語を3つ覚えれば、一度に4つの単語を覚えることができるのです。
このひと手間で、単語力が飛躍的に向上します。関連語がたくさんあったら、ラッキーと思って覚えましょう。
単熟語との出会いに感謝する
知らない単語が出てきたら、「よく使われる単語だから、ここでも使われているんだな」と考え、頻出単語と出会えたことに感謝しましょう!考え方ひとつで覚えることが苦痛ではなくなりますよ。
さいごに
私はこうして独自の方法で単語力をつけていきました。おそらく、単語集で暗記をした人より、知っている単語の数は少なかったと思います。でも、それをカバーできる力がつきました。
日本語の文章を読んでいて、知らない言葉が出てきても、日本人ならなんとなく文全体の意味はつかめるはずです。私は英語でもそれができるようになっていました。「この単語知らないけど、たぶんこんな感じ」で意味を理解することができたのは、このような方法で暗記していたからだと思います。