大学生になったら留学したい!ゼロからの留学計画 ♯0
代表的な留学制度
①交換留学/協定校留学
②私費留学/認定校留学
③語学留学
④休学留学
大きく分けると以上の4つです。
続いて、それぞれについて説明していきます。
①交換留学(協定校留学)
大学生の留学といえばまずこれを思い浮かべる人が多い留学の王道です。協定校留学ともいわれ、所属する大学と協定を結んだ大学に留学できるのがこの制度です。実は私もこの制度を利用して現在スウェーデンで留学中です。
この留学の一番メリットは、所属する大学に学費を支払うだけで留学が出来る点です。つまり分かりやすく言うと、国立大学なら年間約60万円、私立大学なら年間約100万円から120万円日本の大学に納めるだけで留学に行くことが出来ます。その上、留学の期間は日本の大学の在籍年数にカウントされるため、単位さえ満たしていれば他の同級生と同じく4年間で大学を卒業することが出来ます。
ただ費用が安い分競争率も高いところが多いのが現状です。人気のあるアメリカやカナダの大学だと、倍率が4倍以上ということもしばしば。応募に際しても、大学の成績(GPA)と英語のスコア(TOEFLやIELTS)が必要です。
②私費留学(認定校留学)
次に少しマイナーな私費留学について説明します。私費留学とは認定校留学ともいわれ、交換留学に近い留学制度になります。
交換留学との一番の違いは、自分で留学先の大学の入学許可を得る必要があるということです。分かりやすく言うと、大学間の協定が無いので自分でその協定を作る必要があります。
この留学のメリットは、自分で学びたい大学を選ぶことが出来る点です。例えば、「自分は観光学を学びたいから、オーストラリアで観光学が強い大学に留学する!」といったようなことになります。私費留学の場合も、日本の大学に認定をもらえれば4年で卒業することが出来ます。
ただ気を付けてほしいのが、交換留学と同様に大学の成績や英語のスコアが求められるということです。つまり、どんなに留学したい気持ちが強くても、成績や英語スコアが基準に足りていなければ留学することは出来ません。加えて費用の問題があります。交換留学の場合は、日本の大学に学費を納めれば留学することが出来ましたが、私費留学の場合は違います。日本の大学に学費を納めるのに加えて、留学先の大学に学費を納める必要があります。一般的に日本の大学より海外の大学は学費が高いので、それだけ二重の学費はかなり負担になります。
③語学留学
次は語学留学です。この留学はその名の通り、語学を勉強するために留学します。交換留学や私費留学は「英語で」何かを学ぶための留学でしたが、この留学は「英語を」学ぶための留学です。
この留学のメリットは、期間や行き先が比較的柔軟な点に加えて徹底的に英語を鍛えられる点にあります。期間でいえば夏休みの1か月を使っていく人もいれば、次に説明する休学制度を使い半年や1年留学する人もいます。行き先もバリエーション豊富で、アメリカやカナダ・イギリスと言ったところに行く人もいれば、フィリピンやインドなどアジアで英語を学ぶ人もいます。自分で留学先を手配する他にも、各大学でも多くプログラムが実施されています。例えば明治大学の場合は、アメリカの大学やイギリスの大学での留学プログラムがあります。
この留学の気を付けてほしい点は、先ほども少し話した、留学して「英語を」学ぶ点です。徹底的に英語を学ぶことが出来ますが、基本的には英語の授業なので英語で幅広いこと、例えばビジネスやカルチャーについて学びたい人には少し物足りないかもしれません。
④休学留学
最後は休学留学です。これは所属する日本の大学を休学して留学するもので、留学の自由度がぐっと増します。
例えば、1年間休学を①半年バイト漬け+半年留学 ②半年語学留学+半年海外インター ③半年留学+半年世界一周…といったように1年という時間を自分なりのカスタマイズすることが出来ます。やりたいことがたくさんあるという人にはオススメです。
ただ注意すべきなのは、休学するので大学卒業までに+休学した分だけかかってしまいます。一緒に入学した友人と卒業が出来ないということです。それから、休学費の問題もあります。国公立大学の場合、休学費はかかりませんが、私立大学の場合は年間数十万かかる場合もあります。
まとめ
いかがでしょうか?以上が代表的な留学制度でした。自分も高校生の頃は、目の前の勉強だけではなく、大学に入ってからのことを考えると心がウキウキしたものです。特に留学するとなると人生でも大きなチャンスであり分岐点になることもあるので一大プロジェクトですよね。第二弾以降ではそれぞれの留学の詳しい説明や、奨学金制度、留学のための英語の勉強法など続々記事を書いていきますのでどうぞお楽しみに!