AO入試に合格する小論文を書きたい人必見!AO入試合格への3ステップ
輝くオンリーワンを目指す
だからといって…
しかし、あまりにぶっ飛んだ意見や、常識から外れたバラバラな形式で書くと、ふざけていると思われてしまうので、やり過ぎに注意しましょう。文法が整っているか、論旨が整っているか、などは、基本中の基本なので、あくまでもその基本をクリアした上で、オリジナリティを出すという技術が要ります。
この技術を得る為にはステップが大切です。最初から、独創的な書き方をするのではなく、段階を踏むことが大切です。次にあげる3つの手順にしたがって練習すると良いです。
手順①『真似る』
まずは月並みな内容でよいので、文章の基本に従い、正しい形式で書けるようにすることです。それには小論文の問題集についている「解答例」をよく読みます。そして、その形を覚えて、そっくり真似ることです。これを繰り返して、自分だけで正しい形式の文章が書けるようにして下さい。この段階が、人によっては一番時間がかかるかもしれません。ですが、これが後々役に立ちます。
手順②『加える』
正しい形式の月並みな文章をかけるようになったら、そこに少しずつでよいので、あなただけの意見や、あなただけのエピソードを加えてみてください。つまり、文の形式や段落構成は全く変えずに、ほんのちょっとだけオリジナル感を出します。
手順③『崩す』
あなたのオリジナルの意見・エピソードを際立たせる為に、文章の構成を変えたり、強調させたりします。つまり、今まで学んだ形式を部分的に崩します。段落構成も変えることがあります。では「最初から正しい形式を学ぶ必要なんてないじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、正しい形式を知っているからこそ、正しい崩し方ができます。程良い具合にオリジナル感を出すさじ加減が必要です。
最後に
冒頭にあげた、大学の先生の話にある通り「AO入試は宝探し」です。そして、あなたはその「宝」です。この文章をここまで読んでくれている時点で、あなたがAO入試に受かりたいという情熱は本物だと思います。その情熱は「宝」です。その情熱を小論文いぶつけて頑張ってください。必ず良い結果が訪れるはずです。
ある大学の入試担当の先生が「AO入試の小論文は宝探し。何百何千の中からダイヤを探してる」とおっしゃっていました。AO入試の応募は高倍率なことが多く、採点者は多くの答案の中からごく少数の合格を選ぶことから、輝く文章、採点者の目にとまる文章を書いてほしいという意味です。
確かに、採点者の気持ちになれば、一日にたくさんの答案を読むので、皆が同じようなことを書いていると、つまらないです。そこで他とは違う、目を惹く答案があれば、印象に残ります。せっかく自由な発想で、小論文を書けるのだから、月並みな内容ではなく、輝くオンリーワンを目指すのが、AO入試の意図にも則しています。