物理初学者におススメ!物理の参考書の選び方!
【物理】の参考書の選び方!‘‘おススメできない参考書‘‘
画像にある【物理のエッセンス】は長い間受験生の間で親しまれてきた物理初学者と言えばこの本!と呼べるほどの代物です。しかし私はこの参考書をあまりおススメできません。
理由としては、受験対策専用過ぎるということです。
確かに受験対策としては非常に優れた参考書であることは間違いないです。
私がそう言い切れるのは多くの受験生がこの本を使って合格しているという現状があるからです。
そして、そのような現状があるからこそ受験対策専用過ぎるという批判を私はできてしまうのです。
どうして受験対策専用過ぎると批判するのかというとその理由は2つあります。
①問題数が多すぎる上にほぼ小問のみ
②解説の省略が非常に多い
①②については次に更に詳しく述べましょう!
【物理】の参考書の選び方!‘‘おススメできない参考書‘‘その理由
①②を考えてみると
参考書にしては解説が非常に少なく物理の教科書レベルを理解していたとしても
中々分かりづらい部分が多いですし
問題集だと考えると易しい小問がほとんどであまり役に立ちません。
易しい小問が多いいと聞くともしかしたら初学者の中には
それがいいとお思いになる方がいらっしゃるかもしれませんが
それは大きな間違いです!
物理っていう科目の性質を分かれば参考書選びについては簡単に答えがでるのですが
教科書レベルのことを極丁寧に解説した参考書を読みそれなりに理解すれば
すぐに地方国立大学レベルの入試問題の解説を読んでみたとき
サッパリわからないという事態に物理では陥りにくいのです。
実際に私はほぼ初学者の状態で教科書レベルを丁寧に解説してくれる参考書を読み
そしてすぐに入試基礎レベルの問題に取り掛かりました。
一部分からないということは最初はあったもののサッパリわからないという事態には
陥りませんでした。
物理はですね、入試と教科書レベルの間の橋渡しが即可能な科目なんです!
従って、解説が少なく小問だらけの参考書(問題集)はあまり役に立ちません。
【物理のエッセンス】自体は昔から
(調べたところ1996年出版らしいです)
受験生の間で親しまれてきた名著ですし、筆者の著書には他に評判の良い
【名門の森】や【良問の風】といった受験対策用の著作があり良いところも多いのだろうでしょうが、私は教科書レベルの開設が非常に丁寧で入試基礎レベルの問題が載っているような参考書の方が
受験を考えている初学者には最適だと思い、あえてこの本を使うことを推奨しませんでした。
ちなみに私の使った参考書というのは
【為近の物理基礎&物理 解法の発想とルール】という本です。
気になった方は是非書店で立ち読みしてみてください!
【物理】の参考書の選び方!‘‘おススメ参考書‘‘
私の物理におけるおススメ参考書と言えば真っ先にこの参考書
【為近の物理基礎&物理 解法の発想とルール】がでてきます!
理由は私の他の記事
「初学者でも偏差値が上がる物理学勉強法!解法の発想とルール」という記事でも述べたことに
更に加える形となりますが
①数式の意味=どのような現象からでた式なのか?
②教科書レベルからの解説、初学者でも十分に読める丁寧な解説である
③問題が入試基礎レベルから取り組めるので無駄な小問に時間を割かなくて済む
という3つの理由からなんです!
①②③についてさらに詳しく述べていきますね!
【物理】の参考書の選び方!‘‘おススメ参考書‘‘その理由!
特に①がしっかり丁寧に書いてある本というのは
物理では珍しいのではないのでしょうか?
古くからの参考書が多く一々丁寧にそこのところを解説するような本は非常に少ないのです!
また、③で述べたことは先ほども申し上げた通りに加えて申し上げますと
確かに小問をするというのは教科書レベルを理解したかどうかのチェックには最適で
学校のテストなどでは重要視されるかもしれませんが
大学受験勉強のみを考えてしまうと物理は教科書レベルの理解から入試基礎の橋渡しが
非常に楽なので易しい小問を何百題やるのは時間のロスでしかありません。
実際、私は社会人になってから勉強して高校時代のことなんて忘れていたのでほぼ初学者の状態で
この【為近の物理基礎&物理 解法の発想とルール】を1周し、そして何周もしました!
解説を何度も読んで理解し、問題も解き方を覚えるのではなく何度も理解ししながら解きました!
受験生は他の科目もあるのですから物理の小問に時間をかけるくらいなら英単語でも覚えたほうが
まだマシだと思います。
‘‘おススメできない参考書‘‘‘‘おススメ参考書‘‘よりまとめ
‘‘おススメできない参考書‘‘
‘‘おススメ参考書‘‘
その二つの具体例として少ないかもしれませんが2種類の本で説明致しました!
ここではそのまとめを行いたいと思います。
結局私が言いたかったことは
‘‘解説が丁寧で入試基礎レベルの参考書を使いましょう‘‘ということです。
前述したとおり小問だらけだったり教科書レベルの解説が不足気味な参考書は
初学者にとって受験勉強や学問として物理を正確に学ぶのにはどういう参考書が良いのかということを考えた時には
あまり効果が期待できないということ
また、その逆教科書レベルの解説が丁寧で小問だらけでない参考書を使うことを推奨します
ということです。
もちろん皆さんに各々自分に合った参考書というのは存在するでしょうから
それを非難したりすることはありませんが
もしも、今の参考書問題集で成績が思ったように上がらない上にあまり物理に自身の無い方は
私の考え方を使ってみても良いのではないでしょうか?
参考書は1冊を何回も読みましょう!
以前にも物理の勉強方法は執筆したのですが
前回は物理全体の勉強方法をお教えしました。
今回は
‘‘おススメできない参考書‘‘
‘‘おススメ参考書‘‘
の具体例によってどのような参考書が受験勉強や学問として物理を正確に学ぶのにはどういう参考書が良いのか説明してきましたのでそれについて補足していきます!
詳しい勉強方法は私の別の記事
【初学者でも偏差値が上がる物理学勉強法!解法の発想とルール】をご覧になってください。
私は今回具体例として2種類の参考書
全4冊の参考書を提示しました。
少なすぎると思いませんか?
世の中にはたくさんの参考書があるのにどうして4冊で済ませてしまうのか?
最初の1冊や初学者がどのような参考書で学べばよいのかということに限定したとしても
少なすぎますよね。
何故、こんなに少ない数の参考書しか提示していないのかというと
そもそも少なくとも物理ではそんなにたくさんの参考書をしなくても良いと私は考えているからです。
同じ参考書を何周でも10周でもすればいいんです。
こういうと同じ参考書を何周もすることに意味があるのかと思われる方もいらっしゃるかも
しれませんが私は意味があると思っているのです。
何故なら、1周じゃ参考書1冊を完璧に理解できないからです。
上述した【為近の物理基礎&物理 解法の発想とルール】を私は何周もしましたが
1周だけでは全てをハッキリ理解するのは私には無理でした。
おそらく多くの人が参考書を1周したくらいで全てを理解し
もう物理は完璧という風にはならないでしょう。
だから完璧にするために何周もするんです!
1周目より2週目に読んだ時の方が理解が進み
2週目より3週目に読んだ時の方が理解が進むのです!