中高一貫校からの大学受験徹底解説!久しぶりの受験でも問題ない!
1.中学入試から大学入試までの六年間
中高一貫校の高校生が受験を実際に体験するのは実に五・六年ぶりのこと。それだけでも不安に思ってしまうものです。
私自身も、中学入学当初には高校受験がないことを単純に喜んでいましたが、いざ大学受験を目の前にすると、高校受験を経験しておいた方が良かったのではないか、とドキドキした気分になったものです。
2.高校受験経験者の方が有利?
確かに、高校受験経験者は受験というものに対しての慣れは中高一貫校生に比べて有利であるかもしれません。 しかし、高校受験と大学受験というものは全く別物であると考えた方が良いものです。なぜなら、高校受験は推薦の取りやすさも試験の難易度も大学受験よりも易しいものであると考えられるからです。
つまり、高校受験経験者も、中高一貫校の受験生も、スタートラインに違いはありません。
3.いつから始めればいい?
中高一貫の都立、私立の学校では主に高校二年生から文系、理系の選択を迫られます。この時に始められればベストですが、たとえこの時にスタートを切れなかったからと言って焦ることはありません。
一貫校の授業ペースは通常校より早く進んでいくものです。そのペースで今までやってきているので、三年生からでも間に合うと思います。
4.どうやって勉強すればいい?
勉強法に関しては、まず学校の成績を見て決めましょう。まず大切なのは学校の授業をしっかりと学ぶことです。
ただ、私は学校で配られているテキストの活用をおすすめします。
学校で使用する問題集はそれまでの学生の進学実績などに合わせて検討されたものですから、お金をなるべくかけないためにも、今持っている物を大いに活用しましょう。
5.中高一貫の強みを生かす
一貫校では、主に通常高校三年生までに行うカリキュラムを高校二年、早ければその半ばには終えてしまい、その後は学校の授業自体が大学受験対策となっていると考えればよいので、一年間を全て無駄なく受験勉強に使えるという強みがあります。
その強みを生かして、志望校の受験科目や傾向に集中して勉強することができます。
入試の記憶が遠いと、受験生はどうしても不安になるものです。ただ、大学受験はそれまでのどの受験とも違う傾向のものなので、スタートラインはみんな同じです。
この記事が少しでも中高一貫校へ通う受験生や保護者様の不安を取り除くものとなっていれば嬉しいと思います。