学年末試験に向けて!確実に[評定値を1上げる]定期試験の受け方
1.現状の確認
まずはあなたの現状を知りましょう。通知表を見ると3やら5など数字が並んでいるはずです。
しかし、同じ3でも意味合いが違うのです。学校によって、何点から何点ならば3というような基準が設けられています。例えば、「75以上を5」、「60以上を4」、「45以上を3」、「20以上を2」、それ以下を1。
上記の基準のもと、評定値を1上げる方法を考えてみましょう。
まずは評定値の幅に関して見てみます。
同じ評定3でも「4に近い3」「3の中の3」「2に近い3」などがあるはずです。
例えば、「59点(4に近い3)」「52点(3の中の3)」「45点(2に近い3)」、同じ3でも14点の差があるのです。苦手科目を15以上、点数をあげるに相当な時間がかかってしまいます。
ゆえに評定値を短期間でアップさせるには、「59点(4に近い3)」「45点(2に近い3)」に着目することが大事になってきます。「59点(4に近い3)」であれば数点で上の評定になるのでそこまで時間はかからないと思います。逆に「45点(2に近い3)」は数点で評定が下がってしまうので現状の数値を維持できるようにしましょう。
「52点(3の中の3)」は一つ評定をあげるためには短期間の学習ではなくコツコツと勉強する必要がある科目だと思います。
まずはご自身の評定数値を分類してみましょう。
2.過去問題の分析
評定数値の分類後、次は過去の試験問題の分析です。
定期試験というのは外部模試と違い、基本的には学校の先生が作成します。ゆえに作成する問題にその先生の癖がでるものです。国公立二次試験を意識した問題ならば平均点が低めになり(5〜6割)、長時間で難しい問題を記述する力が求められます。また、センター試験を意識した問題ならばマーク形式で問題数が多く、簡単な問題を数多くこなす力が求められます。
つまり、全ての試験を同じ方法で受けていたら間違いなく効率が悪いのです。試験形式には作問者の狙いがあるものです。小学校の試験で100点をとりやすいのは「早期の段階で勉強が嫌いにならないように」、そんな狙いがあるのです。ゆえにまずはその先生の試験方式を分析するために過去問を分析することから始めましょう。
3.科目別に戦略を立てる
あとは科目別に戦略をたてて日々勉強するのみです。
過去問題を分析することで、以下のような無駄な勉強をすることはなくなるはずです。
日本史の試験はマーク形式、それなのに難解な漢字を書けるように、ひたすら用語を書く練習をしている。
古文の先生はプリントで授業を行っている。試験の8割はプリントからに出るのに、教科書を1から勉強している。
その科目の目標点、出題形式が分かっていれば効率の良い学習が可能となります。
定期試験といえど、戦略が非常に大事になってきます。目的を定め、しっかりと目的にあった勉強をしましょう。