世界史論述の勉強法は世界史の窓!世界史の窓を使って論述を勉強してみた
はじめに
論述をはじめる前に教科書を用意しましょう。当たり前に思えるかもしれませんが、大事です。論述を書くにあたってはなるべく教科書の記述に準じることが基本です。(一橋大学など教科書を逸脱した奇問が散見されますが。)用語集はなくても構いません。
世界史の窓
とにかく豊富な過去問が魅力。東大の過去問を筆頭に解答解説に妥協がない点が高評価。教科書を片手に論述に挑む受験生の視点から解答を作成しており、予備校の解答とは一味違ったものになっています。ちょっと癖のある解答ではあるが、回答への筋立てが綿密に書かれており、勉強になります。予備校の解答に慣れている人は、新鮮に感じることでしょう。移転先のサイトも要チェック。
世界史論述練習帳new中谷臣著
世界史教室の管理人が書いた参考書。マイナーな参考書であるのは否めませんが、いい参考書であると思います。論述におけるマス目の使い方から時間配分法なども載っています。世界史教室と並行して読み進めると一貫性があって相乗効果を得られます。
世界史年代ワンフレーズ 中谷まちよ著 中谷臣監修
受験期、「世界史では年号はいらない」という声を聞きましたが、年号は必要です。論述では何世紀という漠然とした年代が大事になるのですが、意外なことに年号を覚えた方が世紀を覚えるよりも忘れにくいのです。というのは年号はほぼ事柄と一対一対応であるのに対し、何世紀という枠組みではしばらくすると混乱してしまいがちだからです。また近代史では、事柄が時代的に接近するので、年号を覚えていると試験で精神衛生的に良いです。センター試験満点への難関である時代整序では大活躍します。年号は受験が終わったらすっきり忘れてもいいですから、語呂で詰め込んでおきましょう。すべて覚えられなくとも気に入ったものを覚えていくだけで大変な力になります。世界史教室のサイトで試し読みもできます。
判る!解ける!書ける!世界史論述 伊倉正武著
世界史教室の管理人は予備校の解答に概して批判的ですが、よく読まれている世界史論述の定番に目を通しておくのも大事です。冒頭に論述の心構えや基本が書かれています。見やすいレイアウト。
詳説世界史論述問題集 茨木 智志著
問題が多いのが特徴。多くの問題に触れてみましょう。
まとめ
使うと決めた参考書は、「どのページに何が書いてあるか」がわかるまで愛用することが大切です。試験会場で思い出すのは愛用していた参考書の破れたページ、雨に濡れたページだったりします。試験への道すがら、よく使ったサイトを見返してみるのもいいでしょう。ともあれ、紹介したサイト、参考書が孤独な試験のお供になることを願っています。