センター試験直前!志望校合格へのセンター直前の勉強法
時間の距離感覚をつかもう
9月・10月になると、本番から逆算して勉強する技術が大事になります。いまセンター試験にはどれくらいの時間を割くべきか、ということは、センター試験までの時間、自分の実力、二次試験へ必要な勉強などを秤にかけて決断する必要があります。自分を反省し、計画をたてる能力は受験のあらゆる面で必要な能力ですので、常日頃、意識しましょう。具体的には、試験日に向かって勉強量が、なだらかな右上がりになるようになるようにします。こういった計画は、紙に書くのではなく、頭で作ったものに従うようにすると、時間感覚が身につき、本番も時間配分が上手くなる、というのが筆者の経験です。
「身につくまでの時間」に注意
たいていの学習は、勉強してから身につくまでにタイムラグがあります。一夜漬けといった、短期記憶の詰め込みがすなわち長期記憶の蓄積にはならない、というのは聞いたことがあると思います。一夜漬けのように、試験一ヶ月以内に学んだ新事項は、実践で使えないという意識は持っておくべきだと思います。具体的には、早めに知識を詰め込んでおき、試験直前には答案の書き方といった、技術面の強化、忘れた知識の確認に費やすべきです。たとえるならば、早めに筋トレをしておこうというわけです。
過去問はお早めに
私が受験生だったころ「過去問をとっておく」という考えがありました。しかし、夏休みが終わったら少しづづ解いていく方が良いと思います。また過去問は机に座り、タイマーをセット、という厳かな雰囲気でやる人もいるとは思いますが、そういったことは模試でやり、過去問は大問を1つずつ解いていく方が印象に残りやすく、疲れないので良いと思っています。過去問が終わってしまったら、①もう一回やる、②予備校の模試問題集をやる、③他校の問題をやる、など、いくらでも方策はあります。
体調管理は超重要
受験の大敵が体調不良であることは言うまでもないでしょうが、意外と無理して体をこわす受験生がいます。実際、試験場でも咳をしている人がいます。直前期は、焦りや不安でかえって無理した勉強をしがちです。睡眠時間も短くしてしまいがちです。そういったときに、長期的な見方をして無理をしない、ということを意識してほしいと思います。咳や鼻水に悩まされていては勉強もままなりませんよ。乾燥に気をつけ、暖かい飲み物でも一杯、いかがでしょう。