苦手な科目は対策しない?得意科目だけで国立大学に合格する方法
はじめに
センター試験に向けて、1日10時間以上必死で勉強しているのに、どうしても特定の科目だけ点数が伸びない・・そんなことありませんか?苦手な科目ほど勉強するのが楽しくないものはありません。勉強する気もなくなってしまいます。また、今更勉強方法を変えて取り組むのも大変です。そんな人に朗報です。そのままでも国立大学に合格できる方法があるのです!
合格のために今やること!
例えば、数学と英語はできるのに国語が全くできない、超理系タイプの人いるとします。そんな人は、数学と英語の勉強を熟しましょう。国語は、高校で渡される過去問などを解いて答えを確認するくらいで大丈夫です。さすがに全く手をつけないのは良くないので、無理のない範囲で勉強するのが良いです。しかし、数学と英語に関しては、問題集などを駆使して、様々な問題を解きましょう。センター試験は勉強ができるということだけでなく、独特な問題形式に慣れることも必要となります。どんどん解いてあらゆる問題に出会えば、センター試験本番に「何この問題!?見たことない!」と焦ることなく解き進めることができます。
センターの結果はこうなる!!
以上のような勉強法でセンター試験を受けると、もちろん数学と英語は良くて、国語は良くない結果になります。やっぱりだめだったか・・とガッカリすると思います。しかし、まだ諦めるのは早いです!ここで仮に、数学180点、英語180点、国語40点だったとします。その他の科目は60点(100点満点中)だったとします。合計580点です。580/900なので64%の出来高です。正直これでは不安な点数です。
傾斜配点方式
ここで登場するのが「傾斜配点」です。これを知っているのと知らないのでは、大学受験に大きな差が出ます。傾斜配点とは、特定の科目への得点配分を重視した配点方法です。実際に、ある国立大学の配点を見てみると、国語(100)、数学(300)、理科(300)、英語(400)、地歴公民(100)、1200満点という配点になっています。この配点では、数学・理科・英語の配点が重視され、国語の配点が半分になっています。この配点方法でもう一度先ほどの点数で換算してみましょう。国語20点、数学270点、英語360点、理科180点、地歴公民60点、合計890点となりました。よって、890/1200なので74%の出来高となります。通常の配点よりも10%も上がりました。大学受験において1%でも多く得点したいという中でこの10%はとても大きな値と言えます。この傾斜配点を知らないと逆に下がってしまうこともあります。こういった配点方式を利用すれば全くできない科目も得意科目で充分にカバーすることができるのです!
さいごに
この傾斜配点方式を取り入れている国立大学は調べてみるとたくさんあります。どこの大学に行けばいいのか分からない方や安心感・余裕を持って大学受験に臨みたい方にはうってつけの配点方法となっています。大学側も特定の科目ができる学生さんを求めているので、入学後も自分に合った研究や興味のあることができます。まずは、自分の得意不得意をしっかり認識し、自分に合った大学を探してみてください。もちろん志望大学がある方も滑り止めに自分の得意科目を重視している大学を知っておくと少し心に余裕を持って難関大学にチャレンジできると思います。