集中力が切れる? 受験勉強中にする有効な息抜き方法
1「息抜き」は必要か?
人間の集中力は残念ながら永遠ではありません。集中できない状態でダラダラと問題を解いても、しっかり頭に入る勉強にはなりません。「今の時間はこれに取り組む」と決めて集中して取りかかってこそ、自分の知識として身につくものです。
そのため、勉強の合間の息抜きは必要なことといえるでしょう。
2「息抜き」の手段を考える
自分が楽しいと感じること、ストレスを緩和する事が一番の息抜き方法です。ゲームをする、マンガを読む、あるいは外に出かける…人によってさまざまな方法があるでしょう。どんなことでも良いですが、以下の2つのポイントを押さえられる手段にしましょう。
・時間を決め、あらかじめ予定のたてられるもの
・予定していた時間になったらすぐに終わりに出来るもの
詳しくは次の項で説明します。
3予定を立てて効率的に息抜き
前の項で押さえたポイントには理由があります。まず、息抜きの時間を最初に決めてしまうことで、「◯時までは頑張ろう」と小目標が得られます。その時間まで頑張れば、楽しい時間が待っているという事が分かるのですから、自然とモチベーションは上がって、集中力も維持できることでしょう。
そして、2つ目のポイントであるすぐ終わりに出来るもの。これは、息抜きと思ってしたことをダラダラと続けることで、息抜きではなく却って勉強へのやる気を削いでしまうという事態を防ぐためにつける制限です。
この2つのポイントをおさえてオススメできるのは、マンガや小説を読む「読書」、協力プレイではない「ゲーム」、散歩など「1人での外出」といった自分の都合で終わりにしても構わないものです。
友達とのLINEやネットゲームなどの他人との協力するゲームですと、相手の都合もあり、結局自分で決めた予定時間を大幅にオーバーしてやってしまうという事態が十分考えられます。一方的に終わりにしたその後のトラブルなど、不都合の可能性も考慮すると、勉強の合間の息抜きとしては避けるべきでしょう。
4時間を区切ることで利点も
先の項で時間を決めて息抜きしましょうとオススメしました。
例えば、1時間ゲームをすると決めました。そうなると1時間でできるだけ進めたいと思うことでしょう。「このステージを◯分でクリアして次に行けばここまで進めるな。」と無意識の内にタイムマネジメントが出来るようになります。
読書の場合も、1ページでも多く読みたいと思えば、本の内容を短時間で頭に入れられるようになり、読解力が身に付きます。外出も、決められた時間内にどこに行こうかという予定を立てることで、移動方法の最短ルートや効率的な予定の組み方を自然とすることでしょう。
これらの能力は受験でも無駄になることはありませんし、皆さんが目標を達成したその後の生活においても決して無駄になることはありません。
5「切り替え力」を養う
勉強に集中する、自分の好きなことを楽しむ。また勉強に戻る。この息抜き方法は集中力の維持だけではなく、頭の切り替えを行う力も育ちます。この切り替え力は、受験でも大いに役立ちます。
例えば、「午前中の試験に自信のない答えがあった。」という気がかり。引きずっていてはなかなか午後に集中できない事でしょう。午前の試験はもう終わったこと、午後は午後で集中と切り替えることができれば、その後に影響は少ないはずです。
自分の楽しむ時間も、勉強も両方を取って第一志望を目指して下さい。