英字新聞を読むことでライティング能力が上がる7つのステップ
はじめに
ライティングの力をつけたい。でも何を書いていいかわからない、何をしたらいいかわからないという人はいませんか。英字新聞を有効活用してみよう! この方法は大学の英語教育学の先生に勧められて、「うそだあ」と思いつつも実践して、効果があった方法です。私はこの方法を実践することでライティングだけでなく、リーディングの力もつきました。
英字新聞
英字新聞を読んだことがありますか。様々な新聞が英字新聞を発行しています。The Daily Yomiuri, The Japan Times, Asahi Weeklyなどです。これをまとめた本も発行されています。この本は英語だけでなく、日本語も一緒に掲載されています。新聞も社説の所だけは日本語と一緒に掲載されているものもあります。
ライティング学習方法
では、ライティングの学習方法を説明したいと思います。ですが、すぐに英語のライティングをはじめるわけではありません。この前の段階を大切にするからこそ、ライティングに生きてきます。
① 英字新聞を準備しましょう。
② 社説の部分(日本語訳がついている所なら社説じゃなくてもかまいません。)を読みましょう。この時日本語訳は読まないで下さい。辞書や文法書をフル活用して頑張って下さい。
③ 社説を和訳しましょう。*注意*わからなくても日本語訳を読むのは我慢して下さい。自分なりに訳すのが大切です。
④ 和訳の答えあわせをしましょう。ここで、日本語で「~」と言うとき、英語ではこんな表現が使えるんだ!という気づきがあるとなおいいです。
⑤ ★内容を理解した上で、今度は英文を見ずに、社説を要約してみましょう。*注意*この時参照していいのは日本語訳だけです。
⑥ ★★発展★★より発展的な活動として、要約だけではなくその記事に対する自分の意見をまとめてみましょう。
⑦ 数日後に、要約した文を読んでみましょう。ここで自分の書いた文法の間違い探しをしましょう。
「まさかこれでライティング力が向上するなんて」私もそう思いました。
このステップを見て、「なんでわざわざ和訳させるんだ!」と思う人がいるかもしれません。
学生だった私もそうでした。また、普段だったら私も和訳はあまり進めません。
ですが、この方法をする時は話は別だと思っています。だまされたと思ってやってみて下さい。私は驚くほど語彙力が増え、リーディングの力もつきました。語彙も社説を訳していることもあり、英検で言えば準1級、1級レベルがどんどんでてきます。
ですが、日々やっていると、使われている単語のパターンがあり、難しい単語でも何度も使われる単語なので覚えて来ます。また、和訳をするとき嫌でも英文の文構造を何度も何度も見返します。それが自分の表現力をひろめ、ステップ⑤で要約する時、その何度も見ていた文構造を自分で思い出し、使うことができるようになっていました。
最後に
ステップ③④で何度もその表現を確認し、ステップ⑤で実際にその表現を使うことによって、英語の表現力が広がり、確実にライティング力があがります。またステップ⑦で自分の書いたものを添削することも大切です。自分の間違いに気付き、直す作業は脳裏に残りやすいです。これを繰り返すことで、質のいいライティングができるようになります。まずは、だまされたと思ってやってみて下さい。びっくりするかもしれませんよ。