短期集中勉強法! タイマーで効率を高めてメリハリのある学習を!
15分で「ひとつのこと」を集中して!
この勉強法に使うのは、百円ショップにもあるキッチンタイマーです。やり方は
(1)キッチンタイマーを15分にセットする。
(2)この15分で何をするか決める。
(3)スイッチオン!
(4)さっき決めたことを目いっぱいする。
タイマーが鳴ったら、これを繰り返すだけ。簡単でしょう?
やると決めて、全力投球!
この勉強法のポイントは「(2)何をするか決める」なんです。
だらだらと机に向かっていても、実は何もしていない時間というのは案外多いのです。「今日は○○をするぞ」と決めても、集中力が落ちてくると、ついよそ事をしてしまいがちになります。だから、集中力が切れない短い時間ごとに「××をするぞ」とこまめに設定することで、気分を新たにしながら勉強ができるのです。
でも、ちょっと心配…。
「そうは言われても、何をしていいのか分からないよ」という人、心配は要りません。何でもいいのです。問題集なら1ページとか、数学の問題なら1問とか。だんだん自分のペースがつかめてきます。
時間が余ったり足りなかったりしたら? それも心配要りません。時間が余ったらタイマーが鳴るまで、早く終わったご褒美として少し休みましょう。もし足りなければ、次の15分をそれに充てても良いですし、少し休むのも良いでしょう。とにかく「15分精一杯やる」ことを繰り返すのが大切です。
15分に笑う者は、15分に泣く?
15分という時間は、決して長いものではありません。おやつを食べて、お茶を飲んでいるうちに過ぎてしまう時間です。
しかし、15分は決して短くもないのです。高校の授業1時限を50分とすれば、本当に大切なポイントは実は15分ほどなのです。先生たちはこのポイントに、理解しやすくするために前置きや導入、演習などの時間を含めて50分の授業に仕上げています。逆に言えば、ポイントだけを押さえれば15分でも充分に充実した勉強ができるのです。
15分×4回=1時間! 時間配分も簡単
15分という長さの根拠として重要なのが、
15分×4回=1時間
という公式です。当たり前じゃないかって? そうです。しかしこの公式を使うことで、「時間の長さ」を「個数」に置き換えることができます。「今日は3時間勉強しよう」と決めたら、できることは12個です。数学の問題を○問、理科を○問、……、と考えると、ぼんやりしていた3時間が、かなり具体的な時間割になりませんか?
休憩の時間も15分!
受験勉強にも休憩は必要です。受験の頃は冬盛り、風邪を引かないように温かくするのも忘れてはいけません。
とはいえ、ちょっと休憩、がだらだらと延びてしまっては元も子もありません。つらいところですが、休憩時間にもタイマーをかけておきましょう。しっかり勉強し、しっかり休む。それが受験を乗り切る最大のコツかもしれませんよ。