複合関係代名詞whoeverの2つの意味をマスターしよう!
こんにちは。keira_cwです。
今回は、複合関係代名詞whoeverについて解説していきます。
1)whoever の意味って何?
まず、whoeverには「~する人はだれでも」と「だれが~しても」の2つの意味があります。
それぞれ文の中での働きが違います。
使い方を確認してみましょう。
2)whoever「~する人はだれでも」の使い方は?
例文を見てみましょう。
I’ll take whoever wants to go.
(行きたい人はだれでも連れていくつもりだ。)
whoeverを「~する人はだれでも」と訳す場合は、
whoeverのまとまりが名詞節をつくるので、主語や目的語になります。
例文で確認すると、
“whoever wants to go”のかたまりが、take(~を連れていく)の
目的語になっていますね。
目的語になれるのは、名詞(名詞節)でしたね。
ということは、whoeverのまとまりが名詞節となり、
「行きたい人はだれでも」という意味になります。
3)whoever「だれが~しても」の使い方は?
例文を見てみましょう。
Whoever calls me tell him I’m out.
(だれが電話をかけてきても、私は出かけていると言ってください。)
whoeverを「だれが~しても」と訳す場合を、「譲歩」の
意味をあらわすといいます。
譲歩の意味をあらわすとき、whoeverのまとまりは副詞節をつくり、
主節の動詞を修飾する働きをします。
譲歩の意味をあらわすときだけ、whoever = no matter whoで書き換えることが
できます。
先ほどの例文で確認しましょう。
Whoever calls me tell him I’m out.
= No matter who calls me tell him I’m out.
繰り返しになりますが、書き換えができるのは、
whoever「だれが~しても」という譲歩の意味をあらわすときだけです!
「~する人はだれでも」と訳す場合は、no matter whoで
書き換えられませんので、注意が必要です。
4)復習問題 関係複合代名詞whoever
問題:次の文を日本語に訳しなさい。
① Whoever knows the truth will be surprised.
② Whoever says so you must not believe it.
【正答と解説】
① 真実を知った人はだれでも驚くだろう。
この場合のwhoeverは、Whoever knows the truthでまとまりをつくり、
主語の働きをしていますね。主語ということは名詞(節)ですので、
whoeverは「~する人はだれでも」と訳しましょう。
② だれがそう言っても、信じてはいけないよ。
この場合のwhoeverは、Whoever says soでまとまりをつくり、
副詞節の働きをしていますね。ですので、whoeverは「だれが~しても」と
訳しましょう。
ちなみにwhoeverをno matter whoで書き換えられるのは、
①と②のどちらでしょうか?
答えは、副詞節で譲歩の意味を表す②ですね。
書き換えると、
No matter who says so you must not believe it.
となります。