would like to doとwant to doの違い|英語勉強法
would like to do も、want to do も、「~したい」という意味があります。
この二つの表現は、ちょっとしたニュアンスの違いや、文法的な違いを正確に整理しておく必要があります!
ここではそんな would like to do と want to doについて、例文をふまえて説明していきます。
「~したい」という意味
まずは例文です。
I would like to play soccer.
(私はサッカーがしたいです。)
would like to do の do の部分には、動詞の原形が入ります。
上記の例文でも、play という動詞の原形が、would like to の後に登場していますね。
これで、「~したい」という意味になります。
この、would like to do というのは、want to do とはニュアンスがちょっと異なります。
両者とも「~したい」という意味になりますが、would like to do のほうがより丁寧な表現になります。
I want to play soccer.
も、I would like to play soccer. のときと同じく、
「私はサッカーがしたいです。」となりますが、would like to do を使用したほうが丁寧な表現になります。
文法の違いは?
would like to do は、例えば、
He would like to play soccer.
(彼はサッカーがしたい。)
のように、主語が三人称単数でも、would like to do という形は変わりません。
これに対して want to do の want というのは一般動詞ですから、主語が三人称単数になると、wants to do となります。
つまり、
He wants to play soccer.
(彼はサッカーがしたい。)
となります。
また、would like to do と want to do の違いを考えるときは、疑問文の形に注意です。
例えば、
「あなたはサッカーがしたいですか。」という文を、would like to do を使うと、
Would you like to play soccer?
となります。
まずは would を持ってきて、そのすぐ後に主語を入れます。
そして like to を続け、動詞の原形を入れます。
Would like to do という形の、would と like の間に主語が入る形になります。
主語が三人称単数でも同じです。
Would he like to play soccer?
(彼はサッカーがしたいですか。)
となります。
これに対し、一般動詞である want を使用した、want to do を疑問文にする場合を考えてみましょう。
「あなたはサッカーがしたいですか。」という文を、want to do を使用すると、
Do you want to play soccer?
となります。
あくまで一般動詞ですので、通常の一般動詞の疑問文の形となります。
主語が三人称単数なら、
Does he want to play soccer?
(彼はサッカーがしたいですか。)
などのようになります。
これに対し、would like to do は、主語が三人称単数でもそうでなくても、形が変わりません。
ここはしっかりとおさえておいてください!
want to do とまざらないようにしましょう。
まとめ
would like to do も、want to do も、確かに「~したい」という意味になりますが、would like to do はより丁寧な表現となります。
また、would like to do と、want to do は、文構造を見てもいろいろな違いがあります。
この would like to do と want to do の違いは、英作文や空欄補充などで重要になってきます!
正確に整理しておいてください。
以下に例文を載せておきます。
以下の英文を訳してみましょう。
(1) Would you like to play the guitar?
(2) Do you want to play the guitar?
(3) Does he want to study English?
(4) I would like to go shopping.
<訳>
(1) あなたはギターを弾きたいのですか。
(2) あなたはギターを弾きたいのですか。
(3) 彼は英語を勉強したいのですか。
(4) 私は買い物に行きたいです。
<補足説明>
全て「~したいです」という訳にしましたが、would like to do のほうが、丁寧な表現として使われます。