所有格の関係代名詞whoseの基本と訳し方のまとめ | 例文と例題で使い方をマスター!
こんにちは。keira_cwです。
今回は、関係代名詞whoseについて解説していきます。
whoseは、所有格の関係代名詞で、
人でも人以外でも所有格の場合は、whoseを使います。
“所有格の関係代名詞はwhoseだけ”なので、マスターできれば
こっちのものです!
1)そもそも関係代名詞whoseっていつ使うの?
関係代名詞は、2つの文を1つにつなぐときに接着剤のような役割をしてくれます。
日本語でもそうですが、10文字くらいの短文がいくつも並んでいると、
かえって分かりにくかったりしませんか?
英語も同じです。
そんなときに関係代名詞が2つの文をつなぐ働きをしてくれます。
例文を見てみましょう。
I have a friend.
(私には友だちがいる。)
His mother is a doctor.
(彼のお母さんは、お医者さんです。)
この2つの文を関係代名詞でつないでみましょう。
つなぎ方の手順は次のとおりです。
① 共通する人・物を探す。
せっかく文をつなぐんですから、同じことを2回言う必要はないですよね。
共通する人や物を探して、繰り返しを避けましょう。
→上の例文では、a friend とHisが共通していますね。
② 2回目に出てきたほうを、関係代名詞に置きかえる。
→ここでは、Hisを関係代名詞に置きかえます。Hisは所有格ですから、
所有格の関係代名詞whoseに置きかえます。
関係代名詞whoseを使って文をつなぐと、こんな感じになります。
I have a friend whose mother is a doctor.
いかがですか?
Hisのかわりに関係代名詞whoseをつかっただけで、
2つの文が1つになりました。
関係代名詞はこんな風に文と文をつないでくれます。
もう1例見てみましょう。
次の2つの文を、関係代名詞を使って1文にしてみてください。
I met a girl.
(私は女の子に出会った。)
Her name is Catherine.
(彼女の名前はキャサリンだ。)
上で見たつなぎ方の手順どおりやってみましょう。
① 共通する人・物は?
ここでは、a girlとHerが共通していますね。
② 2回目に出てきたほうを、関係代名詞に置きかえるんでしたね。
ここでは、herを関係代名詞に置きかえます。herは所有格ですから、
所有格の関係代名詞whoseに置きかえます。
I met a girl whose name is Catherine.
関係代名詞whoseの役割が分かってきましたか?
「関係代名詞」と聞くだけで、はぁ~と思う人もいるかもしれませんが、
きちんと理解すれば、逆に「関係代名詞だけわかる」という人もいるくらいですよ!
2)関係代名詞whoseのある文は、どうやって訳すの?
1)で見た例文を訳してみましょう。
I have a friend whose mother is a doctor.
関係代名詞whoseの先行詞は、直前のa friendですね。
関係代名詞がまとめている節(ここでは、whose mother is a doctor)は、
先行詞を修飾します。
ですので、ここでは、whose mother is a doctor がa friendを修飾しています。
日本語にすると、「お母さんがお医者さんの友だち」となります。
文全体を訳してみましょう。
I have a friend whose mother is a doctor.
(私には、お母さんがお医者さんの友だちがいる。)
となります。そんなに難しくないですよね。
関係代名詞が使われている文では、常に関係代名詞がまとめている節を
意識し、カッコでくくったりするとわかりやすいですよ!
こんな感じです。
I have a friend (whose mother is a doctor.)
もう1つの文も訳してみましょう。
I met a girl (whose name is Catherine.)
関係代名詞whoseの先行詞は、直前のa girlですね。
関係代名詞がまとめている節は、whose name is Catherineで
先行詞a girlを修飾します。
日本語にすると、「名前がキャサリンという女の子」となります。
文全体を訳してみましょう。
I met a girl whose name is Catherine.
(私は、名前がキャサリンという女の子に出会った。)
関係代名詞は2つの文をつなげてくれる、とても便利な接着剤ですね!
3)関係代名詞whoseの後ろには、必ず名詞がくる!
先ほどの例文で確認しましょう。
I have a friend whose mother is a doctor.
関係代名詞whoseの後ろには、motherという名詞がきていますね。
「関係代名詞whoseの後ろには必ず名詞がくる」というルールがあります。
なぜかというと…
これは関係代名詞whoseが所有格であることを思い出して見れば、
簡単です。
所有格にはher やtheirなどがありましたね。
これらは her sisterやtheir houseなど、名詞とセットで使われませんか?
関係代名詞whoseも所有格の働きをする以上、
名詞とセットじゃないといけませんね。
4)復習問題 関係代名詞whose
問題:次の2つの文を1文にし、日本語に訳しなさい。
① The house is my uncle’s. Its roof is red.
② What’s the name of the woman? You borrowed her pen.
③ I know a man. His voice is wonderful.
【正答と解説】
① The house whose roof is red is my uncle’s.
日本語訳:その赤い屋根の家は、私のおじさんの家だ。
関係代名詞の使い方の手順を思い出してみましょう。
共通する人・物は、The house と Its ですので、Itsのほうを
関係代名詞whoseに置きかえましょう。
② What’s the name of the woman whose pen you borrowed?
日本語訳:あなたがペンを借りた女性の名前は何ですか。
共通する人・物は、the manと her ですので、herのほうを
関係代名詞whoseに置きかえましょう。
③ I know a man whose voice is wonderful.
日本語訳:私は、素晴らしい声をもった男性を知っている。
共通する人・物は、a manと his ですので、hisのほうを
関係代名詞whoseに置きかえましょう。
5)Plus
物に対して関係代名詞whoseを使うのは、ちょっとかたい感じがするので、
口語ではこんな表現を使います。
The house whose roof is red is my uncle’s.
→The house with a red roof is my uncle’s.
前置詞withを使ってほぼ同じ意味を表すことができます。
関係代名詞whoseの書きかえなどで出題されるかもしれませんので、覚えておくといいですよ!