代名詞とは?問題でよく出る基本的な考え方をおさえていこう!
英語を勉強する中で、代名詞は重要な役割を果たします。
長文問題でも文法問題でも、この代名詞はさまざまな場面で登場します。
英文の中で普段何気なく目にする代名詞ですが、ここでは基本的なポイントをおさえ、もう一度代名詞というものをしっかりと理解していきましょう。
代名詞の種類
代名詞は、名詞の代わりになる品詞です。
例えば、he(彼)などが代名詞です。
「彼」という名前の人間ではなく、例えば Tom や Taro(太郎)という名前の人間がいて、これら一人一人は「彼」という言葉で置き換えられます。
この he(彼)というのが代名詞です。
人物以外を示すときに使う it(それ)なども代名詞です。
代名詞は以下の通りです。
I、we、you、he、she、it、they
人物や物を表していますね。
それでは、くわしく見ていきましょう。
代名詞はどんなときに使われるのか
例えば長文の中で、Tom という人物が登場したとします。
この人物が英文の中で登場するたびに、いちいち Tom と表現するということを英語はしません。
he という代名詞で置き換えて表現します。
ある物を示すときに、it(それ)や they(それら)という代名詞が使われます。
これも、ある物が bike(バイク)だとしたら、それが登場する英文でいちいち bike と表現することをせず、it という代名詞で置き換えて表現していきます。
一度 Tom や bike というように示されたら、後は he や it という代名詞を使用して置き換えて表現します。
このように、英文の中では代名詞はしょっちゅう登場します。
代名詞の「代」という字は「代わる」という意味です。
つまり代名詞というのは、ある名詞に取って代わる品詞ということになります。
代名詞の変化
代名詞は、その文によって形が変わります。
例えば、
I know him.
(私は彼を知っている。)
という文なら、he という代名詞が him というように形を変えています。
この him というのは、目的格といいます。
代名詞は、主格、所有格、目的格、独立所有格、そして再帰代名詞という分け方ができます。
主格は、主語として使用する、「~は」「~が」という表現です。
所有格は、「~の」という訳に、目的格は、「~を、~に」という訳に、独立所有格は「~のもの」、再帰代名詞は「~自身」というように訳します。
He knows her.
(彼は彼女を知っている。)
という文なら、he は「彼は~」と訳すので主格、her は、「彼女を~」と訳すので、she が目的格の形に変わって her となります。
この代名詞の変化の一覧は辞書や参考書などに載っていますが、これを覚えるのは英語の基本になります!
必ず正確にしなければなりません。
長文問題や文法問題での使われ方
このような代名詞はいろいろな問題で登場します。
he などの代名詞が誰を示しているのか、it が示す名詞は何か、というように、それぞれの代名詞が示すものを正確に把握する必要があります。
特に長文問題では、登場人物や物が数多く登場します。それぞれが代名詞で置き換えられれば、その代名詞の内容をきちんと把握しなければなりません。
まとめ
代名詞はいろいろな場面で登場しますが、文の中で何を示しているのかを正確に把握する必要があります。
名詞の代わりになるということを今一度意識しなおして、長文問題や文法問題を解いてみましょう。
特に長文問題で重要になります!
正確に把握していきましょう。