勉強法 If it were not forの仮定法のポイントは倒置!|英語勉強法

If it were not forの仮定法のポイントは倒置!|英語勉強法

If it were not forの使い方に疑問や関心を持ちましたか?分かりやすい解説を心がけて、疑問解消と受験英語力アップのお手伝いをします。

 

はじめに

If it were not for仮定法過去の慣用表現です。

仮定法過去に加え、notがありますので「もし(現在)~がなければ、(現在)~しているだろう」という意味になります。

すなわち現在の事実と反対の状況を想像するという場合に使います。

またnotとセットで使う慣用表現ですので、notを外してIf it were forという逆の肯定の形にはなりません。

短縮したIf it weren’t forの形で使うこともあります。

Ifを省略した形で使うことも出来ますが、この場合は倒置(主語と動詞または助動詞の語順の入れかわり)it were→were itが起きることに要注意です。

If it were not for文(上の短縮または倒置の形で使う場合の文も含む)は条件節*と言い、この後に続く文は帰結節*と言います。

(*: 専門用語)

帰結節は「主語+would should could might+動詞原形」の形になります。

以上の解説で足りるという方はここで終わりですが、もう少し解説を読みたいという方は次に進んでください。

 

例文 仮定法過去

If it were not for your advice we would not be able to succeed. (君のアドバイスがなければ、われわれは成功出来ない。)

If it weren’t for ….. (短縮形、残りの英文と和訳文は上と同じ。)  

Were it not for your advice we would not be able to succeed. (If省略形、和訳文は上と同じ、倒置it were→were itに注意。)

If it were not for PC business style would be totally different. (PCがなければ、ビジネスのやり方は全く違うものになるだろう。)

If it were not for this school I would be studying less. (この学校がなければ、(勉強に興味が持てず)今ほど勉強しないだろう。)

If it were not for English taught at school my living in England would be difficult. (学校の英語学習がなければ、私の英国生活は困難だろう。)

 

簡単な例題

次の各文の( )内に入るべき文は?

⑴ ( ) his support the plan would not succeed. (彼の支援がなければ、計画は成功しないだろう。)

⑵ ( ) his support the plan would not succeed. (Ifを省略した場合の英文で、和訳文は上と同じ。)

答え

⑴ If it were not forまたはIf it weren’t for

⑵ Were it not forまたはWeren’t it for(倒置に注意)