経済成長率の計算方法がわからない!あら残念、これは知っていて当然です。
経済成長率という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
一国の経済の増大を数値で表したものです。一般的にGDPで計測されます。
当時の時価を合計したものを名目経済成長率、ある基準期間との比較を用いたものを実質経済成長率といいます。普通、経済成長率といえば実質経済成長率を指すことが多いです。
計算方法
経済成長率=(当期GDP-前期GDP)÷前期GDP
※名目は名目GDP、実質は実質GDPを用いて求める。
期間Aの実質GDP=基準期間の物価×当期の販売量
※GDPデフレーター:名目GDP÷実質GDPで求められ、1以上は物価上昇を示す。
練習問題
期間aではパンが100円で10個売れた。名目GDPは1000円でこの期間を基準とする。
(つまり、実質GDPと名目GDPが同じ。)
翌期間bではパンが値上がりし110円になり12個売れた。
①期間bの名目GDPはいくらか。
②期間bの実質GDPはいくらか
③実質経済成長率はいくらか。
④GDPデフレーターを求めよ。
①110×12=1320 A.1320円
②100×12=1200 A.1200円
③(1200-1000)÷1000=0.2 A.0.2%の成長
④1320÷1200=1.1
となります。これらはあくまで基本なので参考書等で練習問題を何度も解いて慣れることをお勧めします。