【完了形】現在完了形のイメージとは?現在完了形を簡単に解説
英語で「完了形」っていう何やら難しそうな名前の文法を学んだと思います。
しかし、今でも完了形の使い方がわからないという方は多いのではないでしょうか。
今回は「完了形」の中でも、試験で一番問われる、「現在完了形」について解説したいと思います。
1.基本形
「have+過去分詞」
この形がでてきたら、現在完了形だ!と身構えてください(笑)
「現在」完了形なので、hadではなく必ずhaveまたはhasになります。
2.イメージ
本題に入ります。
ずばり現在完了形とは、「過去に起こったできごと・状態が今も続いている」ときに使われる形です。
図でいうと、現在完了形は過去—————————現在。
過去に起こったことが現在に続いています。
一方過去形だと、過去 現在。
過去と現在のできごとが、切り離されてしまっているのです。
現在完了形には完了、継続、経験の3つの意味があります。
どの意味になるかは、文脈から判断するしかないのですが、どれも共通して含まれているイメージが「過去に起こったできごと・状態が今も続いている」ということです。
これを踏まえて、例文を見てみましょう。
3.例文
(完了)
(A) She has become slender.(彼女は細くなった。)
(B) She became slender. (彼女は細くなった。)
(A)の例文では、現在も彼女は細いということを表しています。
しかし(B)の文では、彼女が今も細いかどうかは分かりません。
過去形が、過去のある一時点の出来事を表すからです。
このように、現在完了形は、過去に起こったできごと・状態(彼女がダイエットか何かで痩せた)が、今も続いているということを表します。女性にとっては、うれしい表現ですね(笑)
(継続)
(A) He has been Otaku for three years.(彼は3年前からオタクです。)
(B) He was Otaku last year.(昨年、彼はオタクでした。)
(A)の文では、主語の「彼」は今でもオタクであることが分かります。
一方(B)の文では、昨年の時点では彼はオタクでしたが、今はオタクではないことが伺えます。彼に何があったのでしょうか(笑)
この現在完了形の(A)の例文でも、過去に起こったできごと・状態(オタクであること)が、今も続いていることを表しています。
(経験)
(A)I have visited Akihabara twice.(秋葉原に2回行ったことがあります。)
(B)I visited Akihabara last year.(昨年、秋葉原に行きました。)
(A)の文では、秋葉原に行ったという出来事は過去のものですが、その経験が現在にも影響を与えているという意味が含まれます。
つまり、上の例文の「彼」と同じく、「私」も、あと何回か通ううちにオタクになる可能性があることが伺えます(笑)
一方(B)の方は、秋葉原に行ったことを、単に過去のできごととして述べているだけに過ぎません。
いかがでしたか?「過去に起こったできごと・状態が今も続いている」ことを表す、現在完了形のイメージを掴んでいただけたでしょうか。
まずはここでイメージと意味を理解して、あとは実践あるのみ!実際の英文に触れてマスターしていきましょう!