球の体積の公式とコツ! ただの公式暗記より「見積もり力」を養え!?
これを覚えよ! 球の体積の求め方
球の体積の公式
球の体積をV、円周率をπ、半径をrとすると、
となります。
これが、およそ立方体の体積の半分くらいと覚えておけば、間違いはないでしょう。
立方体の中に球を入れると、その体積はおよそ半分くらいになるので、一度やってみるといいかもしれません。
球を立方体の中に入れているイメージがすぐに出てくるようになると、数学の実力が格段にアップしますよ!!
体積なので、単位が必ず三乗になることを忘れずに!!
球の体積の公式の覚え方
身の上に心配あるので参上!
身の上に心配ある=3の上に4πr
参上=3乗
これで球の体積の公式は覚えられましたね。
球の体積とは?
球の体積を求める前にまず、立方体の体積をどうやって求めるか覚えてますか?
立方体の体積をV、一辺をaとすると、
V=a3
でしたよね?
もし、球の直径と同じ立方体があったとして、どちらの体積が大きいか分かりますか?
単純に考えて、球は丸いので球の方が体積が小さい(つまり角がある分だけ立方体の体積が大きい)ことは分かりますよね?
次に球の体積の公式から、検証してみましょう!!
球の体積の公式
球の体積をV、半径をr、円周率をπとすると、
V=πr3
となります。
球の体積と立方体の体積の比較
それでは球の体積と立方体の体積を比較してみましょう。
球の体積をV1、半径をr、円周率をπとすると、
V1=πr3
立方体の体積をV2とし、球の体積と比較するために、一辺の長さを球の直径、つまり、2rとすると、
V2=(2r)3=8r3
となります。
この二つを比較すると、πと8の大きさを比較すればいいので、πは明らかに6より小さいので、球の体積の方が小さいことが分かります。
つまり、球の体積は同じ直径の立方体よりも小さいことが分かっていれば、およその体積の検討がつくということです。
つまり、立方体の体積は球の体積のおよそ2倍くらいということですね。
公式を覚えてしまえば、それまでなのですが、大体の大きさを検討する際の参考にしておいてください。
それでは、実際の問題を解いてみましょう。
練習問題
半径3cmの球の体積を求めよ。
解答
球の体積をV、円周率をπとすると、
V=×33×π=36π(cm3)
となります。
球の体積なので、単位は必ず三乗となります。
どんな図形でも体積の単位は三乗となるので、間違えないようにしてください。
ちなみに、この直径と同じ立方体の体積は
63=216(cm3)
となります。
πを3.14とすれば、球の体積は
36×3.14=113.04(cm3)
となり、やはり球の体積は立方体の半分くらいとなります。
球の体積の公式⇄球の表面積の公式
ちなみに、球の表面積の公式については下記「球の表面積の公式」より!
球の表面積を求める公式!球の表面積を知らなければ心配アール!?