受験勉強のやる気が出ない。心理学から得るモチベーションのヒント
ゴンチチという音楽ユニットがいますが、彼らは生活の為のお金を会社で稼ぎながら、お金とは無関係のところで好きな音楽やCDを出しています。彼らは一例ですが、やりたいことが、必ずしもお金と結びつくとは限りません。素晴らしい画家やカメラマンが、自分が描きたいものや写真で稼がず、まったく別の手段で稼いでいることも珍しくありません。やりたいことと金銭が結びつかなくていいのです。
「ギターを弾いて生きていきたい」
「そんなんじゃ食っていけないよ!」
という言葉のやり取りは蔓延りまくりですが、なんでも金に結びつける癖を一先ずやめてみてください。やりたいことを見つけるヒントが見つかるはずです。
「じゃあ、稼ぐことは別のことでしよう。俺はギターを弾きたい」
他人に認められなくても良いのです。あなたがしてみたいこと、やりたいことはなんですか?もしできるなら、それをどのくらいまで能力を伸ばしたいですか?どこまで行きたいですか?
人には本来、そういった不可能だったことを可能にするためのエネルギーが、脳の機能で備わっています。それを「無理よ、食ってけない」「社会に認められない」「そもそも俺に○○は無理」という信念が止めているだけです。
やりたいという意思が、そのエネルギーを爆発させます。
やりたいことを見つける、目標を立てる。一先ずなんでもいいのです、誰にでも一つや二つ、こうなってみたいかもしれないと意思がある筈です。その意思は「無理かも」という信念一つで見えなくなりますが、「やってやろう」という確信で無限のエネルギーが生まれます。
もしそれがロボットを創りたい、なら数学や物理学はそのために必要な情報です。やりたいものになります。
もっと歴史を学びたい、ならきっとあなたの歴史の成績は上がるでしょう。
ただここで一つ。別に大学に行かなくてもできることがあります。たとえば、
作曲ができるようになりたい!でも別に大学に行かなくても、巷の教室でレッスンを受ければできるようになる。受験をやる必要はない。バイトして早速教室に通うとしよう。のように。
それもまた一つの解です。
しかし、本来の大学の役割を思い出してください。
「認識できる範囲を増やす」
今、あなたがやりたいと思っているものは、今までの経験と知識、言われたこと、テレビで見たことから成っています。それが限界です。
上の例で、バイトしながら作曲を極め、さらに様々な経験を積めば、認識できることも増えるでしょう。
しかしそれは、富士山だけを見て、富士山の山頂やその周辺までしか見ないようなものです。
大学は言わば、地球、さらには宇宙の彼方までの山をそれなりに登るようなものです。
富士山が良いと思ってたけど、ほかにも良い山があることを知る場です。
もっと言えば、富士山をのぼりながら、他の山のことを知ることだって出来るのです。
プロのギター奏者の下でレッスンを受けながら、見識を広め、職のところでもやりたい仕事をしている人は沢山います。
今回はここまでですが、やりたいことを見つける仕組み、大学の実態、大学内以外での学びや遊び、大学の使い方をまだまだ紹介していきます。人生もっと遊びましょう!大学の先まで、楽しいことをし続けるか、大学で終わるかは、あなたの選択です。どちらを選びますか?そのために何を、今したいと思いますか?