【シリーズ冷戦】 (8)鉄のカーテン演説
冷戦の始まりの象徴
冷戦の展開については既に見たとおりですが、冷戦の様子を端的に表した言葉がありました。それが、鉄のカーテンです。
1946年、イギリスの前首相のチャーチルはアメリカを訪問した際の演説で、「バルト海からアドリア海まで鉄のカーテンが下ろされている」という趣旨の有名な演説をします。これがまさに、イギリス側の勢力圏とソビエト連邦側の勢力圏に、ヨーロッパが東西に分断されているということの象徴でした。
この演説よりあと、トルーマン・ドクトリンやマーシャル・プランの実施、さらにはNATOやワルシャワ条約機構の結成などによって、東西分断は確実なものになっていきました。
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