ニューディール政策って何???
ニューディール政策については、大学入試では、センター試験、私立入試共によく出でくるワードなので、しっかり押さえておく必要があります。
まず、ニューディール政策がなぜ行われたのかという流れを簡単に整理していきましょう。
■ニューディール政策が行われるようになった経緯
1929年に起こったアメリカで起こった株価暴落を機にし、世界の資本主義国へ次々と波及し、世界恐慌に発展しました。
アメリカでは、深刻化した恐慌・失業・貧困に対処するために1933年から、当時のF・ルーズベルト大統領が行った対策がニューディール政策です。
ルーズベルト大統領は、アダム=スミスが唱えた自由放任主義を修正して、政府への経済活動への積極的な介入を認めました。
ニューディール政策とは、アメリカ合衆国のルーズベルト大統領が世界恐慌から立ち直る為に、1993年から行った経済政策の総称のことです。
また、ニューディール政策は、新規まき直し政策とも呼ばれます。
■ニューディール政策の概要(これだけ知っておけば大丈夫)
「テネシー川流域開発公社」(TVA)を作り、テネシー川流域においてダム建設などの開発事業を行い、失業者を大量に雇用しました。
また、農業調整法(AAA)という法律を作り、農業の生産量を制限し、農作物の価格を安定させ(引き上げ)、農家の購買力の向上をはかりました。
全国労働関係法(ワーグナー法 1935)、社会保障法(1935)を制定して、労働者、失業者の救済にもあたりました。
また、金本位制から、離脱して、混乱していた国際経済からドル経済圏を守ろうとしました。