あなたは答えられる?「三権分立」の提唱者は?
例題
三権分立を提唱した人物を以下のA~Dから選べ。
A ロック
B モンテスキュー
C レーニン
D ホッブズ
解き方
政治経済を学習するに当たって、「三権分立」は絶対に抑えておきたいフレーズですよね。
三権分立には「立法権」、「行政権」、「司法権」の3つがあります。
それぞれの役割としては・・・
「立法権」:法律を制定する
「行政権」:立法で制定された法律を執行する
「司法権」:法律を適用するかどうかの裁定を行う
であり、ポイントはそれぞれの権利の担い手はすべて別々であるということです。
日本の場合、立法権は「国会」が担い、行政権は「内閣」が担います。
そして、司法権は裁判所が担っています。
実はこれらはかつて、すべて同一の個人や集団が握っていたため、
独裁的になることもしばしばあり、問題化していました。
そこで現在のように、3つの権利をそれぞれの担い手が保有しようという理念が提唱されたのです。
その理念を提唱した人物こそ、「法の精神」を著したモンテスキューなのです。
というわけで、正解はBのモンテスキューでした。
三権分立を提唱したのはモンテスキュー。
「法の精神」という著作も頭に入れておきたいですね。