金属結合の特徴!強さや展性・延性に注意せよ!|化学勉強法
金属結合、イオン結合、分子間結合…
覚える特徴もたくさん、似たような言葉ばっかり…
でも、大丈夫!ポイントさえ押さえてしまえば、
テストの点数ゲットにすぐにつながるのも暗記問題のいいところ!
今回は、これだけは押さえて!というポイントだけ、お話しますね!
「金属結合」の成り立ちは?
「金属原子」と「金属原子」が結合(名前そのままなんですね!覚えやすい!)
⇒「金属原子以外」のものとは結合しないんです!
「金属結合」でできた物質の特徴は?
1.展性(金属が圧力をかけられた時、バラバラになったりせずに、薄く広げられる性質)
例)金(Au)がたたかれ、広げられると、金箔のように薄くなる
2.延性(金属が引っぱられてた時に、ちぎれたりせずに、長く細く伸ばされる性質)
例)胴(Cu)が引っぱられると、銅線のように長く細くなる
⇒つまり、「金属」は硬いイメージがあるかもしれないけれど、
「金属結合」はとても柔らかい結合なんですよ~
3.金属光沢があります
4.融点・沸点は、『高い』
【+α】なんでそんな特徴があるんだろう?と思ったら、ここから先も読んでみてね!
「金属結合」はとても柔らかい結合だと説明しましたよね?
金属結合は、繋がっている部分が柔らかいから、力を加えても、ゴムのように自由に変形できるんです。
つまり、自由に変形して、加えられた力を分散できるから、繋がっている部分がなかなか切れない!
ということは…
繋がっている部分「結合」そのものは強いのが金属結合」なんです。
では、さらに「融点・沸点」が高い特徴についてですが、
融点や沸点というのは、その物質を熱したときに、物質の形態が変わる温度ですね!
液体になったり…気体になったり…そのためには、物質の結合を切って、細かくしなければなりません。
でも、「金属結合」の結合はとても強いです!
だから、その強い結合を切るためには、たくさんのエネルギーが必要になることはイメージできますか?
たくさんのエネルギーが必要だから、自然と融点や沸点も高くなってしまう…というわけなんです!