勉強法 第4文型と第5文型の受動態の作り方の基本!|英語勉強法

第4文型と第5文型の受動態の作り方の基本!|英語勉強法

こんにちは。塾講師めるです。
今回は「第4・5文型の受動態ってどうやって作るの?」という質問に答えていきます!

 

1)第4文型(SVOO)の受動態

第4文型の文では「受動態の文が2つできる」ことに注意が必要です!
ちょっと例を挙げてみましょう。まずは能動態の文です。

My father gave me the watch.(父は私にその時計をくれた)

次に,この文から受動態を作っていきます。

英語の場合,もとの文の「目的語(O)」が受動態の「主語(S)」になります。
ですが,第4文型には「目的語」が2つありますよね?
ここで主語を「私」にするか「時計」にするかで,2種類の文を作ることができるんです。

a)I was given the watch by my father.(私は父によってその時計を与えられた)
b)The watch was given (to) me by my father.(その時計は父によって私に与えられた)

a)が「私」を主語にした場合,b)が「時計」を主語にした場合の文ですね。
これらの文の違いは「主語を何にするか」という点だけです。
ですから,第4文型の受動態では,まず「主語」を決めてしまいましょう!

 

2)第5文型(SVOC)の受動態

第5文型の受動態は,第4文型と比べると簡単です。
「be動詞+過去分詞の直後に補語(C)がくる」ことに注意しましょう!
これも例文を挙げてみますね。

Everyone calls the cat Tama.(みんなはその猫をタマと呼ぶ)

次に,この文を受動態に書きかえましょう。
もとの文の目的語であるthe catが受動態の主語になりますね。

The cat is called Tama by everyone.(その猫はみんなにタマと呼ばれる)

もとの文の補語であったTamaが,
受動態の文では「be動詞+過去分詞」の直後にきていますね。
この補語の位置さえ注意すれば,第5文型の受動態は簡単なんです。

 

3)まとめ

いかがでしたか?今回のポイントは次の2つです。

・第4文型(SVOO)の受動態:受動態が2つできる
              →O1,O2をそれぞれ主語とした文ができる
・第5文型(SVOC)の受動態:補語(C)は「be動詞+過去分詞」の直後にくる

第4・5文型は第1~3文型と比べてもとの文がやや複雑ですが,
受動態への書きかえはそこまで難しいものではありません。
ひとつひとつの文を丁寧に見て,受動態を確実に作っていきましょう!