同じようで全く別物!企業の3つの独占形態 カルテル編
企業の独占形態
カルテル
トラスト
コンツェルン
全部同じじゃないの?
まとめて覚えとけばいいんじゃない?
そんな考えは捨てましょう!まとめて覚えられがちな3つですが全く違うものです。
今回はカルテルについて解説します。
カルテルとは・・・
→同業種、または似た業種の企業同士が競争を避けるための協定や合意を結ぶこと。
→独占禁止法で禁止されている。
はい、わかりにくいですね。
A社とB社を例に説明します。
A社長「B社長さん、私たちが取り扱っている商品cについてですが、競争をやめませんか?」
B社長「いいですね。人気商品ですから多少高くても買われるでしょう。」
A社長「では1つ○○円でどうでしょう。」
B社長「もう少し高くてもいいのでは?」
A社長「大きくでますねぇ。。」
AB「はっはっはっは。」
と、これがカルテルです。価格カルテルと呼ばれます。
この他にも、生産量や販売量を設定する場合もあります。
商品Cは他の企業で取り扱われていないので消費者は高額でも買ってくれる可能性が高いです。
このように消費者が不利益を被るため法律で禁止されています。
<ポイント>
・協定や合意をさす言葉
・商品の取り扱いが参加企業だけ
・価格、生産量、販売量などを話し合う。