ゲルマン民族の大移動を簡単にまとめてみた!|世界史勉強法
はじめに
4世紀に入った頃にゲルマン民族の大移動が起こり、その時のヨーロッパにローマ帝国があったということを
頭に入れておいて下さいね。
ゲルマン民族について
ゲルマン民族は、ゲルマニア地方で暮らしていた諸部族で、ローマ帝国の人々は
ローマ帝国の東側に住んでいる人々のことをゲルマン民族と呼んでいたそうです。
ローマ帝国とゲルマン民族は全く関係がなかったというわけではなく
ローマ軍と衝突したり、ローマ軍の傭兵などとしてローマ社会に加担する部族もいました。
また、ゲルマン民族はいくつもの部族の総称であり、東ゴート族やヴァンダル族という名前は
すべてゲルマン民族の部族の名前になります。
大移動が始まったのはなぜ?
ゲルマン民族の大移動が始まったのは、ロシアの方からヨーロッパへやってきた
アジア系遊牧民のフン族がきっかけだと言われています。
(ちなみに、フン族は中国史に出てくる匈奴と同じと考えられているそうです。)
このフン族は、東ヨーロッパへやって来ると東ゴート族を従え、それに驚いた西ゴート族が慌ててドナウ川を渡って
ローマ帝国まで逃げたのがゲルマン民族の大移動の始まりとなりました。