過去形と過去完了形の違いって?どっちも「過去」だけど油断は禁物!
「過去形と過去完了形? どっちも過去のことでしょ!?」
英語を勉強していると、一度はこんな疑問にぶつかるのではないでしょうか?
過去形と過去完了形の違いは受験の中でも頻出事項! でもコツさえ覚えてしまえば簡単です。
過去形と過去完了形の違いとは
過去形と過去完了形の違いはズバリ
- 過去形はある時点の話。
- 過去完了形はある時点より以前の長い時間の話。
過去形のほうが簡単なのでまずはこちらから押さえましょう。
過去形とは
過去形は時点、つまり「短い期間の話」を扱うことがほとんどです(例外もありますが、今回はおいておきましょう)。
たとえば、
「昨日あの本屋に行った」
これは「昨日」という時点の話をしているので、英訳するなら過去形を使いますね。
I went to the book store yesterday.
こんな感じです。
過去完了形は?
さて、過去完了形だとどうなるでしょうか?
過去完了形はある時点より以前の長い時間の話をするときに使います。
たとえばこんな感じ。
「昨日までに、あの本屋に何度も行った」
何度も、と言っているのでこれは長い時間のお話ですね。ちなみにある時点は昨日。
I had been to the book store many times since yesterday.
英訳するとこんな感じでしょうか。
考え方
まずはこの、過去形の「過去のこの時点の話なんだよ!」という感覚を覚えてください。
それを基準にして、「これは過去の時点の話かな? それとも違うかな?」と考えるのが手っ取り早いです。
過去形と過去完了形を見分けさせる問題は多々出てきますが、必ず時点に関する手がかりが問題文の中にあるはずです。
過去完了形は特に「これはどの時点より前の話なの?」という部分が大事になってきますからね。
まとめ
- どの時点か把握し
- その時点の話なのか(過去形なのか)
- そうではなくて、その時点より前の長い時間なのか(過去完了形なのか)を考える。
このステップを押さえれば、得点アップ間違いなし!
※補足
「行く」の過去完了形は「had gone to」ではなく「had been to」ですよ!
「had gone to」だと「~に行ってしまって帰ってこなかった」という意味になるので、時々しか使われません。
ここもよく出題されるので注意!