十字軍の影響は大きく、近代化への道を開いたひとつの要因として考えられるため、試験にもよく出ます。
前後関係を押さえておきましょう。
十字軍は教皇の呼びかけから始まったものでした。
それが最終的に失敗に終わったため、教皇権は没落してしまいます。
そして失敗に終わった十字軍では負傷や戦費の負担から諸侯や騎士も没落してしまいます。
その結果王権が相対的に強化され、中央集権国家の成立が始まったのです。
また、西アジアとの東方貿易によって商業が活発化し、中世都市の成立に繋がっていきます。
教皇権に強かった中世ヨーロッパは王権による中央集権国家へと移り、近代化の道を進むことになります。