助動詞dareの用法とは?疑問文で使われる?|英語勉強法
こんにちは。塾講師めるです。
今回は「助動詞dareの用法について教えて!」という質問に答えていきます!
実は今の英語では死語になりつつある助動詞dareですが,
助動詞の文法問題では相変わらず健在ですね。
覚えなければいけない用法は少ないので,ポイントをしっかりおさえましょう!
1)助動詞dareってどんな意味?使い方は?
助動詞dareは「あえて~する,~する勇気がある」という意味です。
ここでひとつ注意しておきたいのは,
助動詞dareは「否定文・疑問文でしか使われない」ということです。
ちょっと例文で確認してみましょう。
He dare not(daren’t) say such a thing to her.
(彼はそんなことを彼女に言う勇気がなかった)
他の助動詞と同じく,dare notは短縮してdaren’tと表すこともできます。
肯定文の場合は,助動詞としてではなく,
一般動詞としてdare to do~の形を用いて表します。
こちらはあまり聞かれませんが,いちおう例文を挙げておきますね。
He dares to face any danger.
(彼はどんな危険にも立ち向かう勇気がある)
ちなみに,needもdareとまったく同じ用法で,
否定文・疑問文では助動詞,肯定文ではneed to do~となります。
ついでなので,セットで覚えてしまいましょう!
2)dareを用いた慣用表現
さて,助動詞としての基本的な意味とは別に,
dareを用いた2つの慣用表現を紹介しましょう。
・How dare+S+V~!「よくもSは~したものだ」
・I dare say+S+V~「たぶんSは~する」
最初にちょっとだけ触れましたが,dareというのは少し古い単語で,
近年では助動詞と動詞の用法が非常に曖昧になってきています。
しかし,これらの慣用表現は形と意味が決まっているので,
入試問題ではdareそのものよりも慣用表現がよく聞かれますね。
どちらも形は難しくないので,おさえておきましょう!
3)まとめ
いかがでしたか?今回のポイントは以下の通りです。
・助動詞dare=「あえて~する,~する勇気がある」
→否定文,疑問文のみ(肯定文はdare to do~)
・dareの慣用表現
・How dare+S+V~!「よくもSは~したものだ」
・I dare say+S+V~「たぶんSは~する」
高校で新しく習う助動詞なので最初は戸惑うかもしれませんが,
まとめてみると,実はあっけないほどシンプルなんです。
ポイントをおさえて,助動詞dareをマスターしましょう!