勉強法 勉強したの? は逆効果?子どもが嘘をつくのは親のせい?

勉強したの? は逆効果?子どもが嘘をつくのは親のせい?

勉強したの? は逆効果?子どもが嘘をつくのは親のせい?

「勉強したの?」は親に信頼されていないように感じてしまう

小学生の時期とは違って、高校生になると自分の部屋にこもることが増えてきますから、勉強しているのかどうか、親には判断が付きにくい部分があります。そのため、「勉強したの?」という質問が、頻繁に出てきてしまう家庭は多いです。

あなたは、子どもの「やったよ」という答えに対して「本当なの?」と返答をしたことはありませんか?本当に勉強していたにもかかわらず、このように疑われてしまうと、子どもは「親に信頼されていないのではないか」という気持ちを持ってしまいます。

「やった」と嘘をつく理由

勉強していないのに「やった」と子どもが嘘をつく理由で多いものを2つピックアップします。

1) 親に怒られたくない
今まで、かなり厳しくしつけてきた場合に多いケースです。「勉強をしていないというと怒られる」とか「ガミガミいわれるのが面倒だ」という潜在意識が働いて、とっさに「やった」と嘘をついてしまうパターンです。

2)現実逃避したい
勉強をしなければいけないという状況はわかりつつも、何らかの理由で、その状況から現実逃避したい場合にも「やった」と嘘をつくことがあります。

「勉強したの?」より「頑張っているね」

私は塾の講師をしていましたが、「勉強したの」と言われることについて、ほとんどの高校生は嫌だと感じています。「勉強したのって聞きながら、どうせ勉強してないって思ってる」なんてことをいう子も多かったです。

「勉強したの」という代わりに、「頑張ってるね」とか「ちょっと休憩したら?」と声をかけてみてください。このような言葉かけをすることで、「あなたが頑張っていることをちゃんと知っているよ」という親からのメッセージを伝えることが出来ます。

親にも休憩が必要

子どもが勉強したのかどうかということに神経を使っていると、親自身も疲れてしまいます。嘘をつかれると、イライラしてしまいストレスもたまりますね。

子供がリビングでスマホばかり触っていて「勉強したの?」と口うるさく言ってしまうのがストレスなら、その状況を見ないようにするのも一つの手です。さすがに、毎日見て見ぬふりというわけにはいきませんが…。

仕事に家事に、育児に、親も頑張っています。あなた自身にも、休憩は必要です。あなた自身が息抜きすると、お子さんにもおおらかな気持ちで接することが出来るようになりますよ。

おわりに

高校生にもなると、子どもとの距離感は難しくなりますね。ちょっとした声掛けで「あなたのことをちゃんと見ているよ」というメッセージを伝えるだけでもいいのです。「勉強したの?」に変わるコミュニケーションの言葉を見つけてみましょう。