エーゲ文明って何?ある地域に栄えた文明の総称|世界史勉強法
「エーゲ文明」というのはエーゲ海一帯のたくさんの島からなる地域に栄えた文明の総称だよ。
エーゲ海の場所は現在のギリシャの東側、トルコに挟まれた位置にある海ね。
紀元前2000年頃に栄えた「クレタ文明」、クレタ文明を滅ぼした「ミケーネ文明」、トロイアの木馬の逸話で有名な「トロイア文明」などがあるよ。
■クレタ文明
クレタ文明はこの地域で発見されている古い文明だよ。
前2000年頃にクレタ島の「クノッソス」を中心に栄えた。
イギリスの「エヴァンス」が発掘したよ。
現在も未解読の「線文字A」という文字を残しているよ。
■ミケーネ文明
ミケーネ文明は島ではなく、ギリシアの半島に作られた文明だよ。
ミケーネ、ティリンス、ピュロスなどの都市国家があった。
ミケーネは大きくなって前15世紀にはクレタ文明を滅ぼした。
さらに、小アジアにあったトロイア文明も滅ぼしている。
ドイツの「シュリーマン」が発掘したよ。
シュリーマンはトロイア文明の発掘もしているよ。
ここでは「線文字B(ミケーネ文字)」という文字が使われていたんだ。
ミケーネ文明は、紀元前1200年ごろに侵入した「海の民」によって崩壊している。
線文字Bは忘れされらてしまい、イギリスの「ヴェントリス」が解読するまで未解読だった。
■トロイア文明
トロイア文明は、ミケーネ文明と同時期の文明だよ。
ずっと伝説に過ぎないと言われていたのだけど、シュリーマンが発見して実在が確認された文明なんだ。
「トロイア戦争」でミケーネに敗北して破壊された。
■最後に
何やらたくさん出てきたけど、これらは全部覚えないといけないんだ。
ここでは発掘した人の名前も頻繁に出題されている。
それどころか、地図でどの文明がどこにあったかまで覚えないといけない。
この時代のことは分からないことが多すぎて、これらの単語と当時の地理しか問題がつくれないんだ。
逆に考えれば、暗記だけで点数を取れるよ。