勉強法 wouldの用法まとめ!わかりやすく解説!|英語勉強法

wouldの用法まとめ!わかりやすく解説!|英語勉強法

英文を読むとき、または書くときにかなりの頻度で目にする「would」という助動詞。

なんとなく色々な用法があるということは習った記憶があるけれど、頭の中で整理できていないという人も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、wouldの用法を頻出の5つに絞って紹介します!

参考書などを見ているともっとたくさんの用法が載っているものもありますが、そんなに覚えられませんよね?しかもそれらは、今回紹介する5つの用法さえきっちりと頭に入っていれば、応用して使えるようなものがほとんどです。

ですから今日は、この5つだけを絶対に覚えてしまってください!

 

①時制の一致

これは英作文を書く際に気をつけなければならないポイントですね。和訳をする際には特に気にする必要はありません。

 

She said that she would go abroad next week.

(来週海外にいくつもりだと彼女は言った)

 

間接話法などで用いることが多いです。センター試験の文法問題では、このwouldの部分が選択肢になっていることがあります。常に時制の一致には気を遣うようにしましょう。

 

②仮定法

これは英作文でも和訳でも頻出なので、絶対に頭に入れておかなければなりません。

よく見る例文がこれですよね。

If I were a birdI would fly to you.

(もしも私が鳥だったら、あなたのところへ飛んでいくのに)

 

どういう状況なのでしょうか。自転車では行けないようなところに「あなた」はいるのでしょうか。もしかするとラプンツェルのように塔の上に「あなた」は監禁されているのかもしれませんね。想像してみると、なかなか面白いです。

冗談はさておき、この例文は仮定法過去の形で、現実にはあり得ないことを今想像して言っているというものです。

これが仮定法過去完了になると、過去にあったことと反することを想像して言うことになります。たとえば次のような例です。

If I had had a bikeIwould have go to see you.

(もし自転車を持っていたら、あなたに会いに行ったのに)

今度は自転車でもいけるところに「あなた」はいたみたいです。でも残念ながらその時私は自転車を持っていなかった・・・いつになったら、「あなた」に会うことが出来るのでしょうか。

 

時制をきっちりと押さえていないと、仮定法は書くことが出来ません。

仮定法の作文が苦手な人は、この機会にもう一度参考書を見直して、実際に色々作文をしてみてくださいね!

 

英作文における仮定法のwouldは、ifを用いるので仮定の文なのだと一目瞭然ですが、和訳となるとそうはいきません。if節がないにもかかわらず、仮定の文ということがあります。これは和訳問題では超頻出で、しかも差がつきやすいポイントなので絶対に覚えておいてください。

 

A year ago I would not  have solved the problem.

(一年前だったら、私はその問題を解けなかっただろう)

 

どこにもifはありませんよね?でも和訳ではこのように訳さなければなりません。

ポイントとなるのは、やはり「would」です。

普通の過去をあらわす文だったらdidでいいところを、なぜかwouldで書かれているところに注目です。

Wouldに仮定の用法があることを知っていれば、A year agoが条件であることに気付けるはずです。知っているのと知らないのとでは、雲泥の差ですよね・・恐ろしい。

テストの際は、自分がはっきりとわかっているということを示すために、強引にでも「~たら、~だろう」という形で解答することを強くおすすめします。

 

もう一つ例文を紹介しておきます。友達がなにかバカなことをしてしまったとしましょう。

そのときにあなたはこう言います。

I wouldn’t do it.

(私だったらそんなことはしないね)

 

これには「If I were in your position」というif節が隠されています。

そんなの読み取れるわけないよと思うかもしれませんが、実際にはここまで正確に理解している必要はありません。ただ、このwouldが仮定の用法で使われているのだと想像して、「私だったら」と仮定を強調して訳せばいいだけです。

 

傍線部の和訳にwouldが出てきたら、まず最初に仮定の用法を疑ってみてください!

 

③意志

これは和訳でしか使わないと思います。英作文で使うにはちょっとハードルが高いですし、意志を示したいならもっと直接的に書いたほうがいいです。

それでは例文を見ていきましょう。

 

He wouldn’t go to school.

(彼は学校へ行こうとしなかった)

 

ここではwouldを用いたため過去の文になっていますが、現在形のwillにも意思の用法はあります。豆知識ですが、willには名詞の用法もあり、その名詞の意味というのが「意志」です。

たとえば、

He has a strong will.(彼は強い意思を持っている)

というように用いられます。加算名詞であるところも要チェックですね。

 

話が逸れてしまいましたが、意志の用法でwouldが用いられているときは、

肯定文なら「どうしても~した」か「~しようとした」

否定文なら「どうしても~しようとしなかった」

というように訳出するようにしましょう。

 

④過去の習慣

これも主に和訳で用います。英作文ではused toを用いることの方が多い気がします。なぜならused toは過去の状態と行為のどちらにも使うことが出来るからです。Wouldは過去の行為にしか使えないので注意してください。この二つの違いについては、こちらを参照してください。(http://withdom.jukendou.jp/articles/280

 

She would often go abroad.

(彼女はよく海外に行っていたものだった)

 

「よく~したものだった」くらい丁寧に訳すことが出来れば、過去の習慣を理解していることが採点者に確実に伝わっていいですね。

 

⑤依頼

和訳でも英作文でもどちらでも出てきますが、問題として出題されやすいのは英作文かもしれません。文章中に依頼の用法でwouldが出てくることはよくありますが、和訳させることはあまりない気がします。

Would you close the window?

(窓を閉めてもいいですか?)

 

授業や参考書では丁寧な依頼として、紹介されますよね。会話文の英作文ではかなり使うことが多いので、使いこなせるようにしておきましょう。

 

 

以上助動詞wouldの用法5選でした!

 

Wouldを見かけるたびに、この5つのうちのどれだろうと考える習慣をつけておけば、知らない間に身についていると思います。本当に差がつくところなので覚えておいてください。