英語を確実に暗記するための勉強法!英単語アレルギーでもすぐ暗記?
単語帳とノートは必ずセットで!
私の場合、大学受験時代、大学留学時、そしてアメリカ大学院GRE受験勉強中の現在も全く同じ方法で取り組んでいます。
まず、ターゲットなどの単語本と以下の物を用意しましょう。
①単語の例文を写したり、短文の英作をまとめる為のノートを用意する。(単語テキストと同じ大きさのノート)
→ターゲットなどの単語本は小サイズですので、そのサイズに合わせたノートが良いでしょう。理由は、どのカバンにも入り、外出の際の持ち運びが便利だからです。
ノートにまとめる内容は、その日に勉強した単語それぞれの例文を写したものや、独自にまとめた短文の英作です。これは、英作文対策にもなります。
その日に学んだ全ての単語の英作をしなくてもよく、最低数個を選んで、自分自身がわかりやすい(英単語のイメージがしやすい)一文の英作をしてみましょう。
②なぐり書き用のノートも用意する。
→これは、各単語を実際に手で書いて覚える際に使用します。やはり手を使って書いて覚えるのがベストです。一つの単語につき幾つ書いて練習をするかというのは愚問ですので、それは個人次第でしょう。ちなみに私は最低5回ずつ書いて覚えるようにしました。このなぐり書き用のノートを用意することで、最終ページまで使った時の達成感も味わえます。勉強量が「目」で見てわかるというのは、”目的”を持つ人間にとっては大切なことです。
③3色一体型ボールペンを使う。
→インクが無くなるまで使うという気持ちで単語勉強をします。インクが無くなった際の達成感は格別です。もちろん、それに伴う単語力も必ずついているはずです。これも「目に見えて」勉強量がわかるという利点があります。自信にも繋がります。ちなみに色分けは、黒が単語、赤が発音やアクセント、青は例文を書く際に私は使用します。(青は心を落ち着かせる効果もありますので、受験生は青ペンを取り入れることをお勧めします。)
一日でどれだけ覚えるか?
まず、一日に何ページ分(単語を何個分)を覚えるかを計画します。長期計画が良いのは言うまでもありませんが、短期でも決して悪くはありません。(長期になれば、中だるみの時期が生じる可能性があるからです。)ちなみに私が大学受験生の頃は、ターゲットを毎日5ページ覚えるようにしていました。(それと並行してTOEFL単語も勉強していました。)一応、内容は高3までに終えていましたが、受験対策として改めて取り組み始めた際、約5ページずつでした。もう既に計画済みだが、単語の暗記につながらない!と焦っている方は、今からでも遅くは無いので、もう一度最初から計画をしてみてはいかがでしょうか。その際、必ず用紙に計画を書きましょう。
また、いくら単語を覚えたからといって、その日限りではやはり覚えきれません。せめて毎週末はその週に覚えた単語を復習するようにもしましょう。
単語を覚える順番
①単語のアクセントの場所を確認する
→私の場合は、GRE単語対策でもそうですが、必ず赤色でアクセントを単語の上に記します。
②単語の発音を確認する
→PC、スマホ、電子辞書などで”必ず”発音をチェックしましょう。自分自身がわかりやすいようにカタカナで記しても良いし、各単語横か下に書かれている発音記号を再度確認するだけでも良いでしょう。発音を覚えるというのは、リスニング対策にもなりますし、後の大学での英語授業、TOEIC受験、留学、また社会人になってから英語でのスピーキング・プレゼンテーションや商談などでも100%役立ちますので、”できれば”完全に正しい発音で覚えるようにしましょう。特に A,E,I,O,U の母音の音は日本人には難しい発音ですが、できれば正しく発音を真似て覚えるようにしましょう。また、OE,OO,OUなどの母音+他の母音や母音+子音の発音で単母音(A,E,I,O,U)と同じ発音の単語なども要チェックです。フォニックスという発音教育を受けている方であれば容易でしょうが、日本ではまだフォニックス指導は一般的ではありませんので、きっと大半の受験生は戸惑う事でしょう。
例)hoe 鍬(くわ)
OEの母音は、O の発音と同じになりますので、「ホウ」という発音が正解です。(「ホエ」ではありません。)
このようなちょっとした発音にも気をつけて単語勉強をしてみてください。この小さなことが、受験を超えた将来の英語に繋がります。
③単語を実際に発音する
→音読は大切です。実際に声に出して発音すると定着しやすいのです。この際、r、th、 l などの英語独特の発音が上手にできなくても当然構いません。重要なのは、”アクセント”と”発音”を真似てみることです。
④意味に目を通す
→目を通してすぐに意味がわかる英単語はよいのですが、読むだけではイメージがつかめ無い単語は必ず例文も一緒に読みましょう。もしくは辞書でその単語を探してその例文を読んでみましょう。(その際、類義語、対義語などにも必ず目を通す用にしましょう)
⑤例文に必ず目を通す(そして音読する)
→是非音読(声に出して読む)をしてください。ただ、図書館などで勉強をされる方でしたら、これは帰宅後にでも読むようにしてみましょう。例文を読む練習はスピーキングの練習にもなります。英語の勉強は、決して受験勉強だけでは終わりませんので、必ず先に繋げられます。(社会人のTOEICや英語でのプレゼンテーション、留学のTOEFLやGREなど。)
⑥短文の英作をし、単語のイメージを掴みやすくする
→実はこれが非常に大切です。でも、単語を覚える順序的には一番最後ですので、多くの方がきっと省略してしまう項目でしょう。実際、英語授業内での単語テスト前ギリギリで時間が無い!という時にはこれは省いても良いでしょう。しかし、受験対策となると、これを”するかしないか”がとても大きな差を生みます。覚える英単語を、どのような場面で、どのような時に、どのような状況で使うのか?というのをイメージしながら英作文を短文でもいいので書いてみると、必ず頭に残ります。(定着)それに、その単語の使い方がわかれば応用が利きますので、2次対策の英作文や、その他の受験用の英作文対策の勉強にも十分なります。
⑦ペンで書いて覚える
→必ずペンを使って紙の上に書いて覚えましょう。これは、動作と視覚から覚えることになります。私の場合は、これに聴覚もつけて、その単語を言いながら覚えます。ちなみに青色は心を落ち着ける効果がありますので、青色ペンで単語の練習を書く練習をしてみるのもお勧めです。
以上ですが、②、⑥、⑦で少し時間を必要としますが、一つの単語につき3~5分あればこの順番をクリアできるでしょう。
まとめ
単語を覚える作業は、脳内に入れていくインプット作業です。
また、レンガ積みのようでもあります。
一つ一つをきちんと積んでいけば崩れません。しかし、適当に積んだり、石膏を塗り忘れたりすると当然レンガは外れやすくなります。
英単語を覚える作業は地道な作業ですが、単語が英語の基礎となります。
レンガ一つが単語であり、レンガの組み立て方が文法です。それらを使ってレンガの家づくりをするのです。それが英語です。
そのイメージができれば、英単語の重要性と、正確に覚えるという作業の重要性がお分かりになると思います。
単語を覚える際もこれを意識し、受験生それぞれのペースで確実に単語を覚え定着するようにしてみてください。