禁中並公家諸法度の内容を簡単に教えて!朝廷が統制されたの?
武家諸法度の次ぐらいに覚えて欲しいのが禁中並公家諸法度。禁中並公家諸法度は、家康と秀忠と前関白の二条昭実3名の連署をもって公布されたんだ。
禁中並公家諸法度は、その名の通り公家や朝廷に対しての統制に関する法度だよ。禁中並公家諸法度の内容を知っている人って意外と少ないんじゃないかな?
というわけで内容を見ていこう!
■禁中並公家諸法度の内容
- 天皇は学問だけに打ち込むこと
- 摂政と関白の任命は慎重にするべき
- 摂政か関白に任命された人は高齢であってもやめてはいけない
- 勝手に武家に官位を与えてはいけない
- 改元は中国の年号から良いものを選ぶべき
- 紫衣(紫色の袈裟)を許される住職は良く選別するべき
- 上人号(高い位の僧侶に与えられる称号)を許される住職は良く選別するべき
など17条にわたるのが禁中並公家諸法度の内容。
禁中並公家諸法度の内容は武家諸法度と違って幕末まで変えられていないんだ。
絶対に押さえておいて欲しいところは太字にしておいたから確実に押さえよう!紫衣と上人号はこの後に起こる事件に出てくるから注目しておこう!
■まとめ
「幕府が朝廷や公家を支配しやすくなった」