意外に知らない多義語?複数の意味を覚えよう|英語勉強法
ひとつの動詞でも、いろいろな意味があってなかなか覚えづらいですよね・・・そんな悩みにお答えして、今日は受験で最低限おさえておきたい、よく見る動詞の意外な意味を紹介していきます。
【become】服・髪型などが<人>に似合う、<言動などが><人>にふさわしい
例)Your dress becomes you so much! (あなたのドレス、とっても似合っているよ!)
これは「デザインなどがその人に合っている」というニュアンスを持つので、「衣服の大きさが合っている」という意味の fit と混同しないようにしましょう!
【run】会社などを経営する
例)He runs the restaurant in Tokyo. (彼は東京でレストランを経営している。)
「走る」という意味で認識されがちなrunですが、もうひとつ意外な意味を持っています。それがこちら。
【run】(選挙で役職などに)立候補する
例)He runs for mayor. (彼は市長に立候補する。)
このとき、役職(この場合は市長)の前に a や the といった冠詞はつかないことに注意。
【stand】~に耐える
例)Can you stand your mother smoking?(母親が喫煙するのに耐えられますか?)
I can’t stand his selfishness.(私は彼のわがままには耐えられない。)
This building can stand the earthquake. (この建物は地震に耐えることができる。)
【wear】すり減る、すり減らす
例)I wore out a pair of shoes. (私は靴をすり減らした。)
The carpet has worn. (カーペットが擦り切れてきている。)
【meet】(要求など)を満たす(=fulfill satisfy)、(意見など)が一致する
例)Their service meets my wishes. (彼らの提供するサービスは私の要求を満たしている。)
She finally met our demands. (彼女は最終的に我々の要求に同意してくれた。)
【move】【touch】~を感動させる
例)This movie moved me. (この映画は私を感動させる。)
I was touched that you saved me at that time. (私はあのときあなたが助けてくださったことに感動しました。)
【miss】~を恋しく思う、~がいなくて寂しいと思う
例)Children missed their mother.(子供たちは彼らの母親を恋しく思った。)
He missed his friend being his usual self. (彼は友達がいつも通りでないことを寂しく思った。)
【help】~を防ぐ、避ける、こらえる
例)I could not help laughing. (私は笑いをこらえることができなかった。)
Do you know how can I help crying? (泣いてしまうのは、どうやって防いだらいいと思いますか。)
基本的には、cannot(could not) help~ing の形で、「~するのをこらえられない」という意味で用いられることが多いです。この形はよく覚えておいてください。
【count】重要である(=matter)
例)What counts is your feelings. (重要なのはあなたの気持ちだ。)
これに関連して、 countの後に for + [little something much]をつけることで、「~の価値がある」いう意味としても用いられます。
例)This book counts for little. (この本はほとんど価値がない。)
His writing counts for something. (彼の書いたものにはなんらかの価値がある。)
The fact does not count for much. (その事実は大して重要ではない(価値がない)。)
いかがでしたか?代表的な意味だけ覚えていればいいやーっとタカをくくっていると、読解問題で大きな失敗を犯すことになるかもしれませんよ~。そうならないためにも、辞書を引いたときは、ざっとでいいのでなるべくすべての意味に目を通すようにしておきましょうね!
参考:『ジーニアス英和辞典 第4版』 大修館書店、小西友七 南出康世著 2006年12月発行