短日植物と長日植物の見分け方を詳しく説明!|生物勉強法
短日植物と長日植物の見分け方は、実はとてもシンプルです。
まず、頭に入れておきたいのが『限界暗期』という言葉になります。
花芽の形成に必要な連続した暗期の長さを限界暗期と言います。
■限界暗期より長くなると花芽が形成されるのが『短日植物』
(例:アサガオ、コスモス、イネ、キク、オナモミなど)
■限界暗期より短くなると花芽が形成されるのが『長日植物』
(例:アブラナ、ダイコン、コムギなど)
となります。
また、
■短日植物は夏至から冬(暗い時間が長くなる時期)にかけて花が咲き
■長日植物は冬至を過ぎてから夏(暗い時間が短くなる時期)にかけて花が咲く
という特徴もあります。
最後に、定義としては日長の長さで分類分けされていますが、ポイントなのは【限界暗期】の方です。
日照時間(日長)が短いと花が咲くと言われている短日植物ですが
限界暗期以上の暗期が無いと花芽形成は起こりません。
このポイントと、例として挙げたそれぞれの植物の名前を最低限覚えておきましょう。