粗面小胞体と滑面小胞体の違いとは?丁寧に説明|生物勉強法
粗面小胞体と滑面小胞体の違い、説明できますか?
授業でおろそかにされがちなところは、入試で「痛いところを突く」問題として出ます。
この粗面小胞体と滑面小胞体の違いを説明される問題も、そういった感じの問題として出やすいです。
覚えておくと役に立つ知識です。
では、この二種類の小胞体の違いはなにか、説明していきます。
■滑面小胞体
滑面小胞体は、コレステロールやステロイドホルモンの合成、カルシウムイオンの貯蔵を行う細胞小器官です。
その名の通り、表面が滑らか(なめらか)なのが粗面小胞体との外見の違いです。
■粗面小胞体
粗面小胞体は、膜上にリボソームがくっついていて、さまざまなタンパク質の分泌に関わる細胞小器官です。
リボソームがくっついているため、表面が滑らかでなく、粗いのが、滑面小胞体との外見の違いです。
この2つの細胞小器官の違いとして覚えておくべきポイントは、
「粗面小胞体の膜上にはリボソームが付着していて、さまざまなタンパク質の分泌に関わるが、滑面小胞体は分泌には関わらない。」
ということです。
これは、ホルモンの単元でもつかう知識です。
必ず覚えましょう!