アレニウス、ブレンステッド?酸、塩基の定義の違いとは|化学勉強法
アレニウスの定義、ブレンステッド・ローリーの定義は、酸、塩基の定義の代表として知られています。
でもこの定義の説明って一回聞いただけではなかなかわかりませんよね。
では、この2つの定義についてお話ししていきます。
■アレニウスの定義
アレニウスの定義では、
「水に溶けると水素イオンを放出するものを酸、水酸化物イオンを放出するものを塩基とする。」
というふうに定められています。
ここで覚えておくべきポイントは、
「アレニウスの定義では、水にとかすところから定義が始まる。」
ということです。
つまり、水にとかしていないものに関しては、アレニウスの定義では、酸、塩基の決定ができないということです。
■ブレンステッド・ローリーの定義
ブレンステッド・ローリーの定義では、
「酸は水素イオンを与える物質であり、塩基は水素イオンを受けとる物質である。」
と定められています。
ここで注目すべきなのが
「塩基は水素イオンを受けとる物質であると定められていて、水酸化物についてはかかれていない」
ということです。
この2つの定義は、記述問題で出ることがあります。
また、センター試験にも出たことがありますから、「」の中にかかれたことを覚えておきましょう。
ちなみにこれ、理系の大学に入ると他の定義とあわせて覚えさせられます。
今のうちに覚えておいたほうが得策ですよ!