電気分解されるものとされないものの違いって?|化学勉強法
電気分解されるものとされないものの区別の問題…
意外とみんなミスるんですよね
何でミスるかって?
それはやっぱり一番は皆さんの知識不足。
なにが電気分解されて、なにが電気分解されないのかを見分ける決まりを覚えましょう。
あとミスる原因はもう1つ。問題が読めてない!
たとえば、
「これらの物質のなかで、水にとかして電気分解されるものを全て選べ。」
という問題が出たとき、「水にとかして」とあるのだから、まず水にとけてるものでないといけませんね?
こういう見落とし、かなりもったいないですから、絶対にしないようにしましょう。
それでは、何が電気分解されて、なにが電気分解されないのか、説明に入ります。
まず、電気分解は水にとかして電気分解する方法と、電気分解したい物質を溶融して電気分解する方法があります。
■水にとけて、電気分解されるもの
・イオン結合でできた物質(イオン結晶)
・酸、塩基(水にとけて電離することからもこの事がわかる)
・水
・水にとかすと酸、塩基としての性質を示す気体
■融解して電気分解できるもの
・イオン結合でできた物質(イオン結晶)
・金属の酸化物
(アルミニウムの精練方法は頻出!よく復習しておくこと!!)
■電気分解されないもの
・単体
・ほとんどの有機物(難関大学を目指している人は有機酸、有機塩基に注意!これらは電離する!)
大学入試で出題される問題はこの知識だけで解けます。
練習問題をして、ミスがあった場合は問題を読み直してもう一度解いてみましょう。