酵素は生体触媒として化学反応を促進する物質!|生物勉強法
生物の体内にはたくさんのタンパク質が存在しています。
生物の体内にあるタンパク質の代表は、酵素です。
酵素は生体触媒とも呼ばれ、体内で起こる化学反応を触媒(促進)します。
この酵素には、最適温度や最適pHという、酵素が働く上でのベストなコンディションというのがあります。
「最適温度は40℃くらいで…最適pHは7くらいでしょ?」
っていう人、気を付けてください。
たしかに、ヒトの体内に存在する酵素の最適温度はそれくらいです。
そしてヒトの体内にある酵素のほとんどが、最適pHは中性の範囲にあります。
ですが、温泉に住み着いている細菌類の体内にある酵素の最適温度はもっと高いです。
また、ヒトの胃のなかにある酵素の最適pHは、もちろん酸性の範囲にあります。
このように、酵素によってそれぞれ固有の最適温度や最適pHをもっているのです。
このことを忘れているとわからない問題って結構ありますよ。
しっかりと覚えておきましょう。